あなたも知らず知らずのうちに上司をイラつかせているかもしれません

 皆さんの職場に、こんな人はいませんか?

 「申し訳ありませんが、もう一度教えていただけますか?」
 「すみません、もう一回言ってもらえませんか」
 「例の件、結局どうなりましたっけ?」

 同じことを繰り返して聞いてくる人。

 なかには悪気がなく、何度も聞いてくる人もいるものです。新入社員であれば、先輩から「常にメモとペンを持ち歩いて」と言われてしまうような人です。

 皆さんが部下や後輩から同じことを聞かれた時、どんな気分がしますか?

 「何度言ったらわかるのだろう」
 「もう何度も聞かれるのはうんざり」
 「いつになったらわかってくれるのだろうか」

 部下や後輩から聞かれたことに答えるものの、実際、そんなふうに心の奥底で思うのではないでしょうか。

 また、あまりにも続くようであれば「面倒くさいなぁ」と少し距離をおきたくなるかもしれません。

「同じことを2度聞く」という繰り返し聞く行為は、相手の時間を奪うことになります。言い換えると、相手の「時間」を「尊重する」という姿勢からかけ離れた行為になるのです。

 プライベートであれば許されるかもしれませんが、ビジネスの現場において、相手や周囲からの視線は厳しいと言わざるをえません。

 特に、多忙なリーダーに対して「同じことを繰り返し聞く」ということは避けたいものです。

 なぜなら、一流のリーダーは、自身の「時間」を奪う人を嫌うからです。

 いわゆる「時間泥棒」のような人です。