「この会社、ブラックかも…?」
入社しても消えない長時間労働への懸念

――上司世代が彼らと付き合う際は、どのようなことに気を付けるべきでしょうか。

 最も気を付けなければならないのは、彼らのブラック企業に対する警戒心です。どこかの公的機関が「この会社はブラック」と認定をするわけではなく、働いているうちに彼らが「この会社、ブラックじゃないの?」と思ったりする可能性があります。最近の新入社員は特に、自分が入った会社が実はブラックなんじゃないか、と働いてからもなお不安を強く持つ傾向にあります。実際、最近では就活サイトなどで「あそこはブラックらしいぞ」という情報が飛び交っています。

 就職活動時、過労自殺裁判が佳境を迎えた時期だったことも大きく影響しているようで、会社の先輩たちが思っている以上に、新入社員や就活生がブラック企業への警戒心を持っていることを認識しなければなりません。彼らは、いつか過労死するほど働かされるかもしれないという不安を常に持っているのです。

「ドローン型」と名付けたもう1つの意味付けとして、冒頭でもご紹介したように、充電池で駆動しているので長時間使えない、夜間飛行禁止ですから、過剰な残業は要注意です。ワークライフバランスにはかなり慎重な配慮を持つべきでしょう。

 若者が思うブラックのイメージとは、長時間労働と休みがないことのほかに、パワーハラスメントがあります。パワハラのようなことが起きれば、今ではツイッターなどでつぶやかれてしまう可能性もある時代です。

 知っておいていただきたいのは、ドローンはまだ開発途上のもので、発展の可能性があるものだということです。新入社員は仕事の経験なしで採用するわけですから、企業に一人前の働き手に育成することが求められます。そうした意味合いも忘れずに彼らと付き合っていただきたいですね。

(ダイヤモンド・オンライン編集部 林恭子)