「日本一のマーケッター」神田昌典氏とCRMダイレクト社長・横田伊佐男氏の注目の新刊『最強のコピーライティングバイブル』が、大きな話題となっている。
いよいよ、4月15日にリリースされるという噂を聞きつけた本誌記者が、発売直前の著者・横田伊佐男氏を直撃した。
編集者からの3つのリクエストを
同時にかなえる難題
経営コンサルタント・作家。株式会社ALMACREATIONS代表取締役。日本最大級の読書会「リード・フォー・アクション」主宰。上智大学外国語学部卒。ニューヨーク大学経済学修士、ペンシルバニア大学ウォートンスクール経営学修士。コンサルティング業界を革新した顧客獲得実践会を創設(現在「次世代ビジネス実践会」)。のべ2万人の経営者・起業家を指導する最大規模の経営者組織に発展。わかりやすい切り口、語りかける文体で、従来のビジネス書の読者層を拡大。「ビフォー神田昌典」「アフター神田昌典」と言われることも。『GQ JAPAN』(2007年11月号)では、「日本のトップマーケター」に選出。2012年、アマゾン年間ビジネス書売上ランキング第1位。著書に、『あなたの会社が90日で儲かる!』『非常識な成功法則【新装版】』『口コミ伝染病』『60分間・企業ダントツ化プロジェクト』『全脳思考』『ストーリー思考』『成功者の告白』『2022――これから10年、活躍できる人の条件』『不変のマーケティング』『禁断のセールスコピーライティング』、監訳書に、『ザ・コピーライティング』『伝説のコピーライティング実践バイブル』『ザ・マーケティング【基本篇】』『ザ・マーケティング【実践篇】』などベスト&ロングセラー多数。
記者 発売直前の『最強のコピーライティングバイブル』ですが、企画決裁から完成までに約3年の月日がかかったとか。
横田 そうなんです。企画決裁まではトントン拍子だったのですが……。
記者 どうして、そんなにかかったのですか?
横田 本書の「おわりに」でも触れたのですが……。担当編集者からの「3つのリクエスト」を「同時に」かなえなければならなかったからです。
記者 3つのリクエストを同時に!?
横田 はい、次の3つです。
●3部作計4冊・2000ページ超のエキスを、たった1冊に凝縮する
●現場ですぐ使える構成で、再現性のある1冊にする
●3部作の海外事例を、すべて「国内成功事例」とする
記者 これはなかなかシンドイ作業ですね。よくメゲませんでしたね?
横田 そこで、3部作の監訳者である、神田昌典氏に相談してみたのです。
しかし……、
「コピーライティングは、センスがモノを言う世界だから、体系化は難しいかもね……」と、困難のお墨つきをもらってしまい、突破口の糸口がまったく見えない……。
記者 これは手厳しい! 担当編集者からは?
横田 曰く、「このままでは、ダメ。難しいですね。それに、ちっとも本気度が伝わってきません。退路を断って臨まなきゃ出版はムリですね」
記者 これでは八方ふさがりですね。
横田 そうなんです。
「著者はじめに」を書こうにも、徹底的にダメ出しされて、普段は心の強い私も今回ばかりはさすがに折れかけ、逃げ出しかけました!