2時間半にわたる講演会で著者に集まる熱視線

前の席から埋まっていくのが印象的だった

 番組出演、新聞・ネット媒体の取材を経て、読者を対象に、講演会が行なわれた。YES24.com、KYOBO文庫(韓国で一番大きいリアル書店)、aradhin(大型中古書店)で募集し、70人ほど集まった。男女半々で、積極的に聞き入る姿に勉強に対する真剣さが伝わる。

 日本にいるときから、SNSを通して、積極的に質問する韓国読者もいた。そのような質問を踏まえて行われた講演会終了後、サイン会には、長蛇の列が。

 (講演会の様子はこちらからでも見られます。http://blog.naver.com/wisdomhouse7/220670626815

 時折、笑いも生まれる講演会で、著者・佐藤大和氏の言葉が韓国の読者に響いた瞬間があった。

「天才、秀才との競争に勝ち抜くには、『勉強法』を変えるしかない。合格しなければ、スタートラインにさえ立てない!」

 小学5年生まで、九九の7の段が言えなかったにもかかわらず、第一線で活躍する著者のメッセージだけに、皆納得のいった様子。韓国で大ベストセラーとなるか、今後の期待が高まる。

(書き手=編集部・武井康一郎)