約3年の月日をかけて、伝説の名著3部作・計4冊2000ページ超がたった1冊に凝縮された『最強のコピーライティングバイブル』がついにリリース。発売たちまち重版出来となった。
鉄板の法則を「骨」とし、国内成功24業種100事例で肉づけした著者の横田伊佐男氏。
「Amazonランキング大賞2016上半期【ビジネス・経済】ベスト10」にランクインした『稼ぐ言葉の法則』著者で、「日本一のマーケッター」の神田昌典氏が「今後100年、歴史に刻まれる名著」と断言した『最強のコピーライティングバイブル』から、コピーライティングの極意をこっそり紹介してもらおう。
「型30:『3ワード見出し』とする」を入れる
ここまで4カテゴリー、すなわち「新情報訴求」「価格訴求」「情報・エピソード訴求」「キーワード訴求」について紹介してきた。
最後は、これらのカテゴリーにとらわれない、もしくはミックスした変則的な訴求方法だ。
「その他訴求」の型は、全部で10になる。
●文法
キーワード+キーワード+キーワード
●基本例文
「ポイント! 10倍!! 日曜限り!!!」
●事例
「学生!家族!3年!」
出典:ソフトバンク株式会社(WEB)
「初夢・初福・初ハブラシ」
出典:サンスター株式会社(広告)
「福山、大河、龍馬。」
出典:日本放送協会(WEB)※実際のクリエイティブ例は、本書にて紹介
●ポイント
性質の異なる3つのキーワードを単に羅列してみる。
余計な接続詞がなくすっきりしているのは2ワードと同様だが、3ワードにすると不思議なことにリズムが出てくる。
また、バランスもいい。
訴求する情報や製品の特長から代表的なUSPを3つ並べるだけで、リズミカルで高バランスなコピーになる。
3つの事例を見ても、3ワードはリズムとバランスがいいことがおわかりだろう。
その意味で、1ワードの絞り込む難しさ、2ワードのバランスの難しさを3ワードはリズミカルに解決してくれる。
3つ目の事例は、人気俳優の「福山雅治」がNHK「大河ドラマ」に国民的英雄の「坂本龍馬役」として出演することを3ワードで端的にわかりやすくコピー化している。
このわかりやすいコピー効果もあり、大河ドラマ『龍馬伝』の視聴率(初回視聴率・最高視聴率・平均視聴率すべて)は、2010年の放送時から2016年2月現在までNo.1!
放送以降、他の大河ドラマに1度たりともその座を明け渡していない(出典:2016年2月現在、株式会社ビデオリサーチ調べ)。