約3年の月日をかけて、伝説の名著3部作・計4冊2000ページ超がたった1冊に凝縮された『最強のコピーライティングバイブル』がついにリリース。発売たちまち重版出来となった。
鉄板の法則を「骨」とし、国内成功24業種100事例で肉づけした著者の横田伊佐男氏。
「Amazonランキング大賞2016上半期【ビジネス・経済】ベスト10」にランクインした『稼ぐ言葉の法則』著者で、「日本一のマーケッター」の神田昌典氏が「今後100年、歴史に刻まれる名著」と断言した『最強のコピーライティングバイブル』から、コピーライティングの極意をこっそり紹介してもらおう。
「型29:『2ワード見出し』とする」を入れる
ここまで4カテゴリ、すなわち「新情報訴求」「価格訴求」「情報・エピソード訴求」「キーワード訴求」について紹介してきた。
最後は、これらのカテゴリーにとらわれない、もしくはミックスした変則的な訴求方法だ。
「その他訴求」の型は、全部で10になる。
●文法
キーワード+キーワード
●基本例文
「ポイント!10倍!!」
●事例
「合体、ドーン!!」
出典:ヤマハ株式会社(WEB)
「ぷるぷる、ピン!」
出典:株式会社富士フイルム ヘルスケア ラボラトリー(WEB)
※実際のクリエイティブ例は、本書にて紹介
●ポイント
性質の異なる2つのキーワードを単に羅列してみると、余計な接続詞がない分、極めてすっきりする。
重要かつ難しいのは、訴求する情報や製品の特長から代表的なUSPを抜き出し、2つに絞り込むことだ。
1つ目のゴルフクラブの事例は、2つのキーワードで、「ヘッドとシャフトが組み合わせられる」「驚くべき飛距離が実現できる」ということを端的に表現している。
違う要素をキーワード化させるだけで、インパクトあるコピーをつくることができるのだ。
2つ目は、肌の「うるおい(ぷるぷる)」と「ハリ(ぴん)」の異なるベネフィットを両立できることを端的に表現している。
同品は、富士フイルムの技術を活かしたブランドであるが、2007年の誕生からわずか4年間で年間売上100億円を達成している。
このブランドの成功は、衰退したコダックと比較され、富士フイルム社変革のシンボルにもなっている。