中国で養豚数が大きく落ち込んでおり、米国の大豆農家にとり頭痛の種となっている。  大豆はすりつぶされて、大豆油と大豆ミール(大豆粕)が生成される。この高タンパク質の大豆ミールは、豚や牛、魚まで、家畜飼料として広く使われており、4億頭を超える中国の豚はその最大の消費者だ。  中国では昨夏、北部の豚を家畜伝染病の「アフリカ豚コレラ」に見舞われた。その後、感染が拡大し、大量の豚が殺処分された。  養豚数の減少は、大豆需要の低下につながる。