【スザノ(ブラジル)】ブラジル南東部サンパウロ市郊外にあるスザノ市の学校で13日、銃乱射事件が起き、少なくとも10人が死亡した。学校での銃乱射事件としては同国史上最悪の部類に入る。ブラジルの銃規制緩和を巡る懸念が深まった。  元生徒2人が同日午前、クロスボウ(弓矢)、拳銃、模造爆発物などを持って学校を急襲した。10代の生徒5人と学校職員2人が死亡、さらに約10人が負傷した。  当局によると、容疑者は17歳と25歳で、警察が現場に到着した時には別の教室を襲おうとしていたところだった。2人は死亡したが、自殺したのかはまだ不明だという。