ソフトバンクグループの孫正義会長兼社長は、太陽光電力の大陸間輸送ができる再生エネルギー帝国の構築について長年語ってきた。  孫氏はサウジアラビアやインドをはじめとする国で壮大なプロジェクトを追求。数千億ドルを投じ、世界で最も難しい課題の1つに取り組むと言明した。それは、増大するエネルギー需要を二酸化炭素排出の少ないエネルギー源で賄うという課題だ。  現在、孫氏の最も大胆な提案はつまずいている。孫氏は2030年までにサウジとインドに220ギガワットもの太陽光発電能力(現在世界に存在する能力の半分に相当)を構築する構想を打ち出している。