かつて日本の自動車産業は、「クルマを作れば売れる」時代をけん引してきた。しかし、その成功方程式はもはや通用しない。AI、自動運転、SDV(ソフトウエア定義車)の台頭により、クルマの価値はハードウエアからソフトウエア・データへ移った。だが、日本メーカーは過去の成功体験を捨てられない。自前主義は足かせとなり、ソフトウエア化では米中に遅れを取る。中国勢は想定を超えるスピードで世界市場を席巻し、巨大IT企業も自動車産業へ参入する。ホンダの混乱、日産の苦闘、トヨタの焦燥――。100年続いた産業構造はいま崩れようとしている。日本を代表するメーカーは何を捨て、何を残すのか。本特集では、自動車産業の「解体」と、日本メーカーに迫られる「解体的出直し」の現場を追う。
フォロー
