会社員として過ごしてきて50歳前後になると、
「このまま働き続けてよいのか」と疑問を感じたり、「定年後」について考えたりするようになります。
お金のことや就職先探しなど、心配は尽きません。

25万部のベストセラー『定年後』などの著書がある著述家、楠木新さんは、みずからも生命保険会社で会社員として定年まで勤めあげた経験をもち、「60~74歳は自由時間を満喫できる”黄金の15年”。自分なりの主体性をもって”もう一人の自分”を見つけておいたほうが楽しく過ごせる」と言います。
いったいどのように”もう一人の自分”を見つければよいのでしょうか。

本連載では、定年後の自分の軸になるものをどのように見つければいいのか、楠木さんがこれまで500人を取材してきて割り出した法則や、定年後の方の実例などを紹介します。