ソーシャルメディア、ビッグデータ、クラウド、シェアリングエコノミー……
次々と勃興する新たなテクノロジーとサービスがもたらす、日常生活のすべてが点数化され、「評判(レピュテーション)」としてデータ化される世界。

「誰にでもチャンスがある」と言えば聞こえはいいが、無自覚なままでは知らぬ間に格差の底辺に落ち込んでしまいかねない。
たとえば……

・グーグル検索の何気ない1クリックのせいで「信頼性スコア」が下落し、保険料が跳ね上がる
・ツイッターの「つぶやき」の内容で判断され、適切なサービスが受けられない
・フェイスブックでつながっている「友だち」まで測られて、融資条件が悪化する

このようなことも冗談ではなく、「すぐそこにある現実」なのだ。

もはや「知らない」ではすまされない、「レピュテーション経済」で私たちの仕事、財産、人間関係はどう変わるのか、そして、どうすれば自らの身を守り、利益を手にすることができるのかを、この度『勝手に選別される世界』を刊行した世界初のレピュテーション・マネジメント会社創業者とオンラインプライバシーに精通した弁護士が語りつくす。