ポール・オームロッド

イギリスのエコノミスト。ケンブリッジ大学とオックスフォード大学で経済学を修めた後、『エコノミスト』誌で経済予測に携わる。業績は学界から実業界にまで及び、1982年から1992年までヘンリー予測センター所長を務めたほか、ロンドン大学、マンチェスター大学で客員教授として教鞭を執っている。イギリス社会科学院のフェローであり、経済学への貢献に対し、ダラム大学から名誉科学博士号(DSC honoris causa)を授与されている。1994年の著書『経済学は死んだ』(ダイヤモンド社)では、正統派経済学を痛烈に批判して話題となった。他の著書に『バタフライ・エコノミクス』(早川書房)、『WHY MOST THINGS FAIL(なぜほとんどが失敗に終わるのか)』(未邦訳)がある。特に『ビジネスウィーク』誌のUSビジネス・ブック・オブ・ザ・イヤーに選出された『WHY MOST THINGS FAIL』は、ネットワーク理論を経済学に取り込んだことで話題を呼んだ。

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