見波利幸
「部下のやる気をどう引き出すか」は、いつの時代も上司の悩みのタネである。あれをやれ、これをやれといちいち言わなくても部下が自主的に動いてくれたら、上司の仕事もずいぶん楽になるだろう。しかし相手が「何を考えているのかよくわからない、今どきのおとなしい若者」となると、従来型の上司たちは途方に暮れるばかりである。はたして今どき部下の“やる気スイッチ”はどこにあるのだろうか。

昨今、スポーツ界をはじめ浮彫になりつつあるパワハラ・セクハラ問題。いまの時代、“自分が部下だった頃の上司像”では部下とうまくコミュニケーションをとるのは難しい。逆に、上司と部下のやる気が噛み合えば、部下はどんどん仕事を進め、上司の負担も7~8割減らすことができる。そこで見波利幸氏が、“新時代の上司”に必要なスキルをアドバイスする。
