松本博文
藤井聡太という23歳のスーパースターを中心に回っている近年の将棋界。しかし数年続いた「藤井一強」時代ががこの先続いていくかどうかは、わからない。藤井と同い年でライバルと目される伊藤匠二冠(23歳)が存在感を高めつつあるのだ。また永瀬拓矢九段(32歳)、佐々木勇気八段(31歳)、増田康宏八段(28歳)といったトップクラスの棋士たちも充実の時を迎えている。2026年、将棋界は「藤井一強時代」からどう変わるのか?レジェンド・羽生善治九段の「タイトル通期100期達成」はどうなる?女性棋士は誕生するのか?2025年の将棋界を振り返りつつ、2026年を展望する。

現在の将棋界を代表するスターといえば、今年20歳になる棋士・藤井聡太だろう。2021年には4つのタイトル戦を戦い、棋聖・王位を防衛し、竜王・叡王位を獲得した。2022年も、5つ目のタイトル獲得、史上最年少名人につながるA級での戦いなど、さまざまなチャレンジが彼を待っている。藤井を止めるのは誰か。ライバルは台頭しているのか……2022年の将棋界の見どころを展望する。
