ポール・レインワンド
第1回
デジタル化は、変革のための手段のひとつに過ぎない
デジタル化は迅速に進めていかなければならない。だが、それだけでは差別化を図り、優位性を獲得することはできない。他社に勝る優位性を生み出すために必要な「企業変革の7つの必須要件」とは何か――『ビヨンド・デジタル』の著者ポール・レインワンドに聞く。

自社が選んだ「競争の方法」、それを可能にする「ケイパビリティ」、そして「製品・サービス」には、互いに一貫性があるだろうか。筆者によると、これが企業戦略における最も重要な問いであるという。

Strategy&の戦略コンサルタントである筆者は、「戦略と実行を別個の問題とする時代は、終わりつつある」と述べる。両方をひとつながりのプロセスとして成功させるために、リーダーはどう対処すべきか。その10のアジェンダが示される。

多くの経営者が、「自社の戦略がきちんと実行されず、思うように収益が上がらない」と悩んでいます。原因は、組織能力にあるのか、戦略の立て方にあるのか。長年の研究によってこの問題への解を見出し、それを体系的にまとめた『なぜ良い戦略が利益に結びつかないのか』(ダイヤモンド社)の著者に、戦略を確実に実行して高収益企業になる方法についてインタビューし、2回に分けてお伝えします。今回は後編。市場の変化にどう対応していくべきか、日本企業は何をすべきか、について聞きました。(構成・新田匡央、写真・引地信彦)

多くの経営者が、「自社の戦略がきちんと実行されず、思うように収益が上がらない」と悩んでいます。原因は、組織能力にあるのか、戦略の立て方にあるのか。長年の研究によってこの問題への解を見出し、それを体系的にまとめた『なぜ良い戦略が利益に結びつかないのか』(ダイヤモンド社)の著者に、戦略を確実に実行して高収益企業になる方法について、インタビューし、2回に分けてお伝えします。(構成・新田匡央、写真・引地信彦)
