中野京子 作家・ドイツ文学者 なかの・きょうこ/2017年「怖い絵展」、2021年「怖いクラシックコンサート」、2022年舞台「怖い絵」、2023年プラネタリウム「星と怖い神話」をそれぞれ監修。著書に「怖い絵」シリーズ(角川書店)、「名画の謎」シリーズ(文春文庫)、「名画で読み解く王家12の物語」シリーズ(光文社新書)、『フェルメールとオランダ黄金時代』(文藝春秋)などがある。 『ハリーポッター』に登場の怪植物「マンドラゴラ」は実在する…伝承に潜む恐怖の真実 中野京子 「ハーメルンの笛吹き男」「ドラキュラ」――。西洋に伝わる不思議で不気味な奇譚の数々は、今もなお多くの人を魅了している。西洋絵画に隠された恐ろしい真実を綴り話題になった『怖い絵』(角川書店)シリーズの著者でドイツ文学者・中野京子が語り手となり、妖しい西洋の物語を紹介する。本稿は、『中野京子の西洋奇譚』(中央公論新社)の一部を抜粋・編集したものです。 2023年11月13日 12:00