ニック・エンフィールド シドニー大学言語学教授、シドニー社会科学・人文科学高等研究センター長 東南アジア本土、特にラオスでの長期にわたるフィールドワークによって、言語、文化、認知、社会生活を研究している。ラオスの国語で、タイ、カンボジアなどでも話されているラオ語と、ラオスとベトナムの国境付近で300人ほどのコミュニティで使われているクリ語を専門とする。 「え?」「何が?」人間が84秒に1回は使う“聞き返し”、実はすごく奥深かった! ニック・エンフィールド 私たちは会話中、84秒に一度は「何?」「誰?」「え?」などのキーワードで会話を修復している。短い単語を臨機応変に使い分ける高度なメカニズムの裏には、相手に協力的であろうとするヒトの特性があった。 2024年2月20日 19:00