
村方仁
「5年後にどうなりたい?」と言われても…部下を悩ませる上司の“問いかけ力”を劇的に向上させる方法
1on1では、部下のキャリアビジョンがテーマになることが多々ある。しかし、「5年後にはどうなりたいと思っているの?」と問いかけても、活き活きと話すどころか、考え込んで沈黙してしまう部下のほうが多いだろう。1on1が生きるかどうかは、上司の「問い」の巧拙にあると言える。上司の「問いかけ力」を劇的に向上させる方法とは。

我々は日頃職場で、部下とコミュニケーションを取ること自体に疑問や戸惑いを覚えることはない。しかし、これが1on1などの面談になると、なぜか「何を話せばいいの?」と戸惑ってしまう。日本のかなりの職場にはすでに1on1が浸透しているが、その実効性はどうなのだろうか。「話したいことが通じ合う1on1」と「すれ違う1on1」の根本的な違いと考えてみたい。
