杉田七重
インチキ手術で医師免許剥奪→州知事選に立候補した「天才詐欺師」の得票数にビックリ!
ヤギの睾丸移植手術を行ったジョン・R・ブリンクリーは、1930年6月13日、「個人利益のために運営されている」との理由で、自身のラジオ局KFKBの放送免許を剥奪された。さらに同年9月17日、倫理意識の欠如した偽医者として医師免許を失う。彼はこの窮地を脱するため、9月20日に州知事選へ立候補した。※本稿は、ポープ・ブロック著、杉田七重訳『ヤギの睾丸を移植した男:アメリカで最も危険な詐欺師ブリンクリーの天才人生』(国書刊行会)の一部を抜粋・編集したものです。

「自分を実験台に自分で手術」リッドストンが実行した異常すぎる「移植手術」の実態
人類は太古の昔から“性機能の低下”に頭を悩ませてきた。紀元前17世紀の医学文献には「老人を20歳の若者に変える呪文」が記され、それに続く数世紀には「ロバの乳で睾丸をマッサージする」といったことが各時代で流行。そして人類は、「サイエンス」「テクノロジー」という叡智を見つける。“性機能の復活”を求めた医師たちの、めくるめく研究の歴史を紹介しよう。※本稿は、ポープ・ブロック著、杉田七重訳『ヤギの睾丸を移植した男:アメリカで最も危険な詐欺師ブリンクリーの天才人生』(国書刊行会)の一部を抜粋・編集したものです。

インチキ手術で何十人も殺したニセ医者「ジョン・ブリンクリー」の正体
1910年代末のアメリカには、ヤギの睾丸を人間に移植する偽医者ジョン・ブリンクリーがいた。彼は精力旺盛なヤギに着目し、インポテンツ治療としてこの荒唐無稽な方法を用いた。それにもかかわらず、多くの患者が彼の元を訪れた。現在でもこのようなインチキ治療の被害者は後を絶たない。※本稿は、ポープ・ブロック著、杉田七重訳『ヤギの睾丸を移植した男:アメリカで最も危険な詐欺師ブリンクリーの天才人生』(国書刊行会)の一部を抜粋・編集したものです。
