小山内園子
「子どもは絶対に産まない」韓国の女子大生がキャリアと子育ての両立を明確に諦めるワケ
研究者という比較的恵まれた専門職に就いていても、韓国で子どもを育てるのは容易ではないと筆者は言う。育児支援制度は整っているように見えても、実際には申請や利用のハードルが高く、家事と仕事の両立に苦しむ母は少なくないのだ。韓国の2024年の合計特殊出生率は、なんと0.75。韓国の過酷な育児事情に迫る。※本稿は、行政学博士のチェ・ソンウン著、小山内園子訳『働きたいのに働けない私たち』(世界思想社)の一部を抜粋・編集したものです。

非正規になると挽回できない…韓国人女性が社会で直面する「二重苦」の正体
韓国では、女性の正規雇用枠は極めて少ない。一度でも非正規で働くと、正規には戻れない底なし沼だ。しかも、パートで働こうものなら、非正規雇用の賃金格差と男女の賃金格差のダブルパンチが待っているという。働き盛りの韓国人女性を襲う、ツラすぎる現実とは?※本稿は、行政学博士のチェ・ソンウン著、小山内園子訳『働きたいのに働けない私たち』(世界思想社)の一部を抜粋・編集したものです。

「教師の女性比率が高い」事象から見える韓国社会の残酷すぎる現実
ジェンダーギャップ指数101位の韓国では、女性に厳しい雇用環境が続いている。だが意外なことに、高福祉国家のスウェーデンでも、女性が苦しむ現実がある。雇用を守るはずの制度があっても、なぜ女性が不利になってしまうのか。その皮肉な構造とは?※本稿は、行政学博士のチェ・ソンウン著、小山内園子訳『働きたいのに働けない私たち』(世界思想社)の一部を抜粋・編集したものです。
