ピエール=イヴ・ドンゼ
ロレックスが頑張ればギリギリ手が届く「絶妙な価格設定」になっているワケ
ロレックスは誰もが憧れる高級時計だが、よく見ると「高すぎて手が出ない存在」にはなっていない。実は、「仕事を頑張れば手に入れられるかもしれない距離感」こそが、価値をいっそう高めるのだという。パテック・フィリップやヴァシュロン・コンスタンタンを差し置き、高級時計界の代名詞的存在となったロレックス。彼らが長年貫いてきた、独自の戦略に迫る。※本稿は、大阪大学大学院経済学研究科教授のピエール=イヴ・ドンゼ『ロレックスの経営史-「ものづくり」から「ゆめづくり」へ』(大阪大学出版会)の一部を抜粋・編集したものです。

ロレックスが1本数千万円!常識ハズレの高騰を支える「買い手」の正体
価格の高騰が止まらないロレックス。特に人気モデルのデイトナは、2020年には中古市場で数十万ドルの値がつく事態となっている。実際に購入するには非現実的な値段となってしまったが、果たしてロレックスを買い支えているのは誰なのか?バブルの源流を辿っていくと、ある残酷な現実が浮かび上がってきた。※本稿は、大阪大学大学院経済学研究科教授のピエール=イヴ・ドンゼ『ロレックスの経営史-「ものづくり」から「ゆめづくり」へ』(大阪大学出版会)の一部を抜粋・編集したものです。

ロレックスとオメガの決定的な違い
「成功者の時計」と言われて真っ先に思いつくのがロレックスだろう。高性能クォーツ時計のセイコーや、ロレックスよりハイエンドなパテック・フィリップなどを差し置いて、時計の王様として君臨しているのはなぜか?そこには、1950年代から緻密に積み上げられたマーケティングと、驚きの販売戦略があったのだ。※本稿は、大阪大学大学院経済学研究科教授のピエール=イヴ・ドンゼ『ロレックスの経営史-「ものづくり」から「ゆめづくり」へ』(大阪大学出版会)の一部を抜粋・編集したものです。
