フォロー 山形真紀 検視官 1972年生まれ。95年立教大学法学部卒業後、民間企業勤務を経て96年より埼玉県警察に奉職。生活安全部、警察学校などを経て、2021年から24年まで刑事部捜査第一課に所属。検視官として約1600体の遺体の検視に従事し、多数遺体対応訓練や東京五輪テロ対策(検視)に携わる。23年立教大学大学院社会デザイン研究科修士課程を修了。25年3月に警察を退職。現在は認定NPO法人難民を助ける会(AAR Japan)で災害支援業務に従事するとともに、立教大学社会デザイン研究所に所属し「大規模災害における多数遺体の処置、遺体管理」などをテーマに調査研究を進めている。 【検視官が見た】夫の死が分からず、強烈な腐敗臭も認識できない…老々介護の悲惨すぎる実態 山形真紀 厚生労働省によれば、2024年の日本の人口における死亡数は160万5298人と過去最多。その中で、警察が変死事案として検視を行った遺体の数は、20万4180体にのぼる。そしてそこには、現代の日本が抱える「高齢者社会」の問題も深く関わっているという…。※本稿は、検視官の山形真紀『検視官の現場-遺体が語る多死社会・日本のリアル』(中央公論新社)の一部を抜粋・編集したものです。 2026年3月5日 6:00