「自宅で最期を迎えたい」は高望みなのか?高齢者が賃貸を断られる残酷な現実
葛西リサ
人は誰しも、いつかは死ぬ。かつて日本では、自宅で最期を迎えることはごく当たり前の光景だった。ところがいま、賃貸住宅での「死」は「事故物件」や「特殊清掃」の問題として扱われ、高齢者の入居をためらう大家や不動産会社も少なくない。「病気で自宅で亡くなること」まで忌避されるのはなぜなのか。※本稿は、追手門学院大学地域創造学部教授の葛西リサ『単身高齢者のリアル――老後ひとりの住宅問題』(筑摩書房)の一部を抜粋・編集したものです。