ウェブサイトの利用者を追跡する「クッキー」機能を制限するため新たなツールを提供するとしていたグーグルが、すべてのクッキーを完全に阻止することは個人情報保護に逆効果となる可能性があるとして、それ以上の対応は取らないことを示唆した。同社が公式ブログに先週掲載した方針には個人情報擁護派から批判の声があがり、グーグルの「クローム」ブラウザーもアップルの「サファリ」やモジラの「ファイヤーフォックス」のようにクッキーについて厳しく制限するべきだとの指摘を受けている。