ファミリーレストランのガストがまさかのフレンチコースを提供――。「白金台L’allium進藤佳明シェフ監修 至福のフレンチコース」がSNSで「おいしそう」「これは行くしかない」と話題になっている。実際に食べてみて、見えてきた魅力と課題をレポートする。(イトモス研究所所長 小倉健一)
常識破り、驚きのフレンチコース
11月13日に発表されたすかいらーくホールディングス(HD)の2024年度第3四半期決算説明資料によれば、すかいらーくHDは2024年1月から9月までの決算を発表し、売上高は前年同期比311億円増の2947億円、当期利益は前年比230%超の105億円となった。
既存店の売上高は前年比111.5%と大きく伸び、新規出店や業態転換も好調で増収増益を実現した。この結果、年間目標である130億円の80%以上をすでに達成しており、過去5年の平均進捗率も上回る好調ぶりだ。
しかし、売上に対する営業利益率は、前年の7.6%から7.1%に少し下がった。利益が増えた一方で、コストが増加したことなどが原因と考えられる。
すかいらーくHDが運営する3049店舗(10月31日現在)のうち、圧倒的な店舗数を誇るのが1246店ある「ガスト」だ。他にも私が好きなレストランチェーンだと、バーミヤン(362店舗)、むさしの森珈琲(85店舗)、La Ohana(23店舗)なども運営をしている。
基幹チェーンであるガストにおいて、業界を戸惑わせる常識破りのメニューが発表された。その名も「白金台L’allium進藤佳明シェフ監修 至福のフレンチコース」だ。