米シェアオフィス大手ウィーワークでは、創業者のアダム・ニューマン氏が最高経営責任者(CEO)を辞任して以来、さまざまな変更が急ピッチで行われている。事情に詳しい関係者が明らかにした。マイケル・グロス副会長など、ニューマン氏やレベッカ夫人の親族・友人20人近くを退社させる計画だという。関係者によれば、ニューマン氏の義理の兄弟であるクリス・ヒル最高プロダクト責任者(CPO)や、共同創業者のレベッカ夫人も退社する。さらにニューマン氏と直接関わり、社内では「大統領執務室」と呼ばれていた10数人のグループも同社を去る。ウィーの共同CEOとなるアーティー・ミンソン氏とセバスチャン・ガニングハム氏は、自由奔放な社風で知られていた同社の方針を改める計画。関係者らによれば1万2000人以上いる社員のうち数千人を削減し、コア事業以外のビジネスは売却する意向。昨年購入したガルフストリーム・エアロスペース社の最上位プライベートジェット機「G650」も手放す。これにより、来年行われると見られる新規株式公開(IPO)に向けて、スリム化を図ることが狙いだ。
ウィーワーク、前CEO側近らも退社へ 社有機も売却
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