IPO株の銘柄分析&予想

「全保連(ゼンホレン)」のIPO情報総まとめ!スケジュールから幹事証券、注目度、銘柄分析、他の家賃債務保証企業との比較や予想まで解説![2023年10月30日 情報更新]

2023年9月22日公開(2023年10月30日更新)
ザイ・オンライン編集部
facebook-share
twitter-icon
このエントリーをはてなブックマークに追加
RSS最新記事
会社名 全保連(ゼンホレン)
市場・コード/業種 スタンダード・5845/その他金融業
上場日 10月25日
申込期間(BB期間) 10月10日~10月16日
おすすめ証券会社 SMBC日興証券大和証券SBI証券楽天証券松井証券大和コネクト証券(旧:CONNECT)auカブコム証券(旧:カブドットコム証券)DMM.com証券
フィスコ分析による
市場の注目度
★★★最高★5つ
初値(初値騰落率) 580円(-3.33%)
最新チャート 【クリックで最新チャートへ】

その他のIPO銘柄の情報はこちら!

全保連が10月25日にIPO(新規上場)!

「全保連」の公式サイトより

 全保連は、2023年9月22日、東京証券取引所に上場承認され、2023年10月25日にIPO(新規上場)することが決定した。

 全保連は2001年11月16日に設立された。一般的に不動産を賃借する場合、賃借人は賃貸人から連帯保証人を求められる。一方、同社の家賃債務保証サービスは、賃貸人に対して家賃の支払いを保証することになるため、連帯保証人は不要となり、賃借人は賃貸借契約をスムーズに締結することができる。同社は家賃債務保証サービスの対価として賃借人より保証委託料を受領するビジネスモデル。同社は保証業務協定契約を締結している不動産管理会社や不動産仲介会社等を介して家賃債務保証サービスを提供している。

【目次】(クリックで該当する情報へ移動します)
▼いつ申し込んで、いつ購入する?(ブックビルディング期間、上場日など)
▼どこの証券会社で申し込める?(幹事証券会社)
▼いくらで買える?(仮条件・公募価格・予想PER・初値・初値騰落率など)
▼発行株数・単元数・公開規模は?

▼どんな会社?
▼業績データ/業績コメント
▼企業の詳細情報/銘柄紹介
▼投資のポイント

 

全保連のIPOは、いつ申し込んで、いつ購入する?
(ブックビルディング期間、上場日など)

■スケジュール
仮条件提示 10月6
ブックビルディング(抽選申込)期間 10月10日~10月16日
公開価格決定 10月17日
購入申込期間 10月18日~10月23日
払込日 10月24日
上場日 10月25日

全保連のIPOは、どこの証券会社で申し込める?
(主幹事証券会社・幹事証券会社・委託販売証券会社など)

■取り扱い証券会社(2023年10月18日時点。割当は変更になる場合があります)
証券会社名
(※青文字はクリックで詳細ページへ)
引受シェア 口座開設
SMBC日興証券(主幹事証券)
[最短即日で取引可能]
20.2
公式サイトはこちら!
大和証券
[最短翌日に取引可能]
0.8
公式サイトはこちら!
SBI証券
[最短翌日に取引可能]
0.5
公式サイトはこちら!
楽天証券
[最短翌日に取引可能]
0.3
公式サイトはこちら!
松井証券
[最短翌日に取引可能]
0.3
公式サイトはこちら!
大和コネクト証券(旧:CONNECT)
[最短3日後に取引可能]
公式サイトはこちら!
auカブコム証券(旧:カブドットコム証券)
[最短翌日に
取引可能]
公式サイトはこちら!
DMM.com証券
公式サイトはこちら!
三菱UFJモルガン・スタンレー証券(主幹事証券) 78.0  

全保連のIPOは、いくらで買える? 割安/割高?
(仮条件・公募価格・予想PER・初値・初値騰落率など)

■価格情報
想定発行価格(※1) 730
仮条件
[予想PER(※2)
560~600円
8.0倍~8.6倍]
公募価格 600円
初値 580円
初値騰落率 -3.33%
予想トレーディングレンジ(※3) 500~1800
最新チャート 【クリックで最新チャートへ】
※1 有価証券届出書提出時。※2 予想EPS=今期(IPO時)予想純利益÷上場時発行済株式数、から計算したもの。※3 期間は上場後1年を想定。
■類似会社3社の予想PER(2023年10月4日ザラバの株価と会社側予想から計算)
会社名 ※クリックで最新チャートへ 予想PER
【3社平均】 12.8倍
インシュア<5843> 13.4倍
ジェイリース<7187> 9.8倍(連)
Casa<7196> 15.2倍(連)

 予想EPSから割り出した仮条件の予想PERと、類似会社3社の平均PERと比較すると、本銘柄の公開価格は類似会社より割安と判断できる。

全保連の発行株数・単元数・公開規模は?

■株数などに関する情報
発行済株式数(上場時) 2299万8000株(予定)
公開株式数 公募254万9200株  売出340万6800株
(オーバーアロットメントによる売出89万3400株)
想定公開規模(※1) 50.0億円(OA含む)
※1 有価証券届出書提出時における想定発行価格で計算。

全保連は沖縄発家賃保証サービス大手

 トップクラスの知名度と実績を誇る家賃保証サービス提供大手。2021年に基幹システムを刷新し、申込・契約のペーパーレス化等、不動産業界のDXに対応可能なシステム基盤を構築している。直近3期累計で約53億円のシステム投資額を計上し、積極的なDX戦略を展開している。

 10/3に同じく家賃保証サービスを提供するニッポンインシュア<5843>が上場したが、この相場状況においてはまずまずの初値をつけている。同社については公開規模の大きさが気がかり。また、10/25は超大型案件となりそうなKOKUSAI ELECTRIC<6525>がプライムへ同時上場するため、話題性を奪われそうな点は注意したい。

 公開規模については50億円前後となる見込み。売出株放出元がファンドとなっており、出口案件として警戒される可能性がある。

⇒ニッポンインシュア<5843>のIPO情報はこちら! 
⇒KOKUSAI ELECTRIC<6525>のIPO情報はこちら! 

◆「全保連」IPOに申し込めるおすすめ証券会社
SMBC日興証券[最短即日で取引可能]
公式サイトはこちら!
大和証券[最短翌日に取引可能]
公式サイトはこちら!
SBI証券[最短翌日に取引可能]
公式サイトはこちら!
楽天証券[最短翌日に取引可能]
公式サイトはこちら!
松井証券[最短翌日に取引可能]
公式サイトはこちら!
大和コネクト証券(旧:CONNECT)[最短3日後に取引可能]
公式サイトはこちら!
auカブコム証券(旧:カブドットコム証券)[最短翌日に取引可能]
公式サイトはこちら!
DMM.com証券
公式サイトはこちら!
 ⇒IPOで比較した証券会社ランキングはこちら!

全保連の業績データ

■業績推移(単位:百万円・% )
決算期 売上高
(伸び率)
経常損益
(伸び率)
純損益
(伸び率)
2020/3 16,388
(16.9%)
1,755
(-27.0%)
298
(-70.4%)
2021/3 10,872
(-33.7%)
▲ 6,380
▲ 7,221
2022/3 21,705
(99.6%)
1,619
1,387
2023/3 23,846
(9.9%)
1,844
13.9%
773
-44.3%
2024/3予 24,754
(3.8%)
2,308
25.2%
1,612
108.5%
2023/6 1Q 6,053
(―)
832
(―)
575
(―)
予想EPS(※)
/配当
単独:70.09円/25.00円
※予想EPSは「今期(IPO時)予想純利益÷上場時発行済株式数」で計算したもの。

全保連の業績コメント

 2024年3月期の業績は、売上高が前期比3.8%増の247.5億円、経常利益が同25.2%増の23.0億円と増収増益の見通しとなっている。

 同社を取り巻く家賃債務保証業界においては、賃貸物件数の積み上げによる借り手の利便性の高まり、単身世帯数(特に高齢者)の増加による借家希望層の増加により住居用家賃債務保証市場規模は緩やかに増加すると考えられるものの、賃借人、不動産会社等及び賃貸人による家賃債務保証事業者の選別が進み、大手事業者による寡占化が進むものと推測される。一方、事業用家賃債務保証市場は、アフターコロナを見据えて店舗・事務所の需要が回復基調にあり、今後も伸長すると考えられる。

 このような環境の下、同社は、2022年7月より従来の「店舗・事務所プラン」から保証限度額を拡大し、更に充実した保証内容となる「Z-Business NEO」の販売を開始し、拡販に注力している。加えて(株)日本信用情報機構(JICC)の信用情報データを活用した審査基準の改善等を進めて信用コストの削減に努めている。

 なお、通期計画に対する第1四半期末時点における進捗率は、売上高60.5億円で24.5%、経常利益8.3億円で36.0%となっている。

全保連の詳細情報

■基本情報
所在地 沖縄県那覇市字天久905番地
代表者名(生年月日) 代表取締役社長 迫 幸治(昭和30年6月14日生)
設立 平成13年11月16日
資本金 2億7950万円(令和5年9月22日現在)
従業員数 622人(令和5年8月31日現在)
事業内容 家賃債務保証事業
■売上高構成比率(2023/3期 実績)
品目 金額 比率
初回保証委託料収入 13,172 百万円 55.2%
年間保証委託料収入 6,792 百万円 28.5%
その他収入 3,881 百万円 16.3%
合計 23,846 百万円 100.0%
■大株主上位10位
順位 株主名 保有株数 保有シェア
1 AZ-Star3号投資事業有限責任組合 839万800株 43.38%
2 インベストメントZ1号投資事業有限責任組合 444万1026株 22.96%
3 迫 幸治 162万1000株 8.38%
4 FP公開支援5号投資事業有限責任組合 135万8000株 7.02%
5 投資事業有限責任組合センテリュオ 85万株 4.39
6 株式会社沖縄海邦銀行 38万4615株 1.99%
6 三菱UFJファクター株式会社 38万4615株 1.99%
8 株式会社琉球銀行 25万6500株 1.33%
9 全保連社員持株会 22万3116株 1.15%
10 株式会社りゅうせき 12万8205株 0.66%
10 兆株式会社 12万8205株 0.66%
10 株式会社JGコーポレーション 12万8205株 0.66%
10 レインボーマネジメント株式会社 12万8205株 0.66%
10 損害保険ジャパン株式会社 12万8205株 0.66%
10 奄美沖縄投資事業有限責任組合 12万8205株 0.66%
10 株式会社りゅうにちホールディングス 12万8205株 0.66%
10 エムエスティ保険サービス株式会社 12万8205株 0.66%
合計   1893万5312株 97.89%
■その他情報
手取金の使途 システム投資(ソフトウェア)に充当する予定
関係会社
VC売却可能分(推定) -社 -株(売出し・保有期間などの制限があるもの以外)
直近有償第三者割当 年月日 2021年3月30日
割当先 合同会社ムーンサルト、AZ-Star3号投資事業有限責任組合、
FP公開支援5号投資事業有限責任組合
発行価格 360円
◆「全保連」IPOに申し込めるおすすめ証券会社
SMBC日興証券[最短即日で取引可能]
公式サイトはこちら!
大和証券[最短翌日に取引可能]
公式サイトはこちら!
SBI証券[最短翌日に取引可能]
公式サイトはこちら!
楽天証券[最短翌日に取引可能]
公式サイトはこちら!
松井証券[最短翌日に取引可能]
公式サイトはこちら!
大和コネクト証券(旧:CONNECT)[最短3日後に取引可能]
公式サイトはこちら!
auカブコム証券(旧:カブドットコム証券)[最短翌日に取引可能]
公式サイトはこちら!
DMM.com証券
公式サイトはこちら!
 ⇒IPOで比較した証券会社ランキングはこちら!

全保連の銘柄紹介

 同社は、単一セグメントとして家賃債務保証事業を行っている。家賃債務保証とは、賃貸人に対して、家賃の支払いを保証するサービスである。賃借人が賃借料を支払わなかった場合、賃借人に代わって同社が代位弁済し、後日、賃借人から代位弁済した賃借料を回収する。一般的に不動産を賃借する場合、賃借人は賃貸人から連帯保証人を求められる。一方、同社の家賃債務保証サービスは、賃貸人に対して家賃の支払いを保証することになるため、連帯保証人は不要となり、賃借人は賃貸借契約をスムーズに締結することができる。同社は家賃債務保証サービスの対価として賃借人より保証委託料を受領している。

 同社は保証業務協定契約を締結している不動産管理会社や不動産仲介会社等(以下「協定会社」)を介して家賃債務保証サービスを提供している。これは、賃借人が不動産の賃貸借契約の締結時に家賃債務保証を必要とするためである。同社は本社・営業拠点を全国の主要都市中心に19拠点配置し、協定会社向けに積極的な営業を行っている。信用力の強化や協定会社のニーズに応えたサービス開発を通じて、4万9469拠点(2023年3月末時点、業界No.1)、4万1078社(2023年5月8日時点)の幅広い協定会社ネットワークを構築してきた。また協定会社との保証業務協定契約は乗り換えが少なく、一定の先行優位性を保持していると考えられる。

[商品の特徴]
(1)住居用家賃債務保証

 設立当時は、契約時のみ保証委託料を受領する「初回のみプラン」のみを販売しており、それが業界としても主流だった。その後、年次又は月次で保証委託料を受領する「毎年プラン(2009年2月販売開始)」「毎月プラン(2015年9月販売開始)」の販売を促進し、徐々に切り替えが進み、現在ではこれらが主力サービスである。基本サービスは、家賃24か月分相当額を保証限度額として、月額賃料、共益費/管理費、駐車場料金、賃貸借契約の更新料等の保証で、料金形態により「初回のみプラン」、「毎年プラン」「毎月プラン」に分かれる。

 その他、基本サービスに付帯して、以下の商品をパッケージ化して提供している。

・概算払方式:信託口座を活用し、収納代行会社が賃借料の支払日に立替えて支払うことで、賃貸人の賃借料滞納リスクを解消する仕組み。類似した商品を提供している他社も存在するものの、大手金融機関2行との提携関係を備えた商品は同社のみが提供(同社調べ)。

・Z-value:賃借人の入居時に家賃債務保証契約と火災保険等の契約の手続きを同時に行うサービス。Z-valueは同社と損害保険会社が協働して開発、電子契約システムや保険会社システムとのAPI連携で実現している。2023年7月時点でのZ-valueの累計契約件数は7,822件。

・賃借人事故対応費用保険の付帯:賃借人が孤独死等をした場合の戸室の原状回復のために要した費用や空室期間中の賃料の喪失利益を補償する保険を付帯することで、賃貸人の事故対応費用負担の軽減を可能にするサービス。

(2)事業用家賃債務保証

 従前の「店舗・事務所プラン」の保証範囲・保証限度額拡充を実現した事業用の家賃債務保証サービス「Z-Business NEO」を提供。家賃24か月分相当額を保証限度額として、月額賃料、共益費/管理費、駐車場料金、賃貸借契約の更新料等を保証する。

全保連の投資のポイント

 家賃保証サービスの中でもトップクラスの知名度と実績を誇っている。10/3に同じく家賃保証サービスを提供するニッポンインシュア<5843>が上場したが、公開規模13.2億円で対公開価格比+24.1%とこの相場状況においてはまずまずの初値をつけている。同社については公開規模の大きさが気がかり。また、10/25は2018年上場ソフトバンク<9434>以来の1000億円超案件となりそうなKOKUSAI ELECTRIC<6525>がプライムへ同時上場するため、話題性を奪われそうな点は注意したい。

⇒ニッポンインシュア<5843>のIPO情報はこちら! 
⇒ソフトバンク<9434>のIPO情報はこちら! 
⇒KOKUSAI ELECTRIC<6525>のIPO情報はこちら! 

 現代表取締役社長執行役員迫幸治氏が1979年に創業した消費者金融業者「ライフ」が起点。同社は2001年、沖縄県にて設立した。住居用家賃債務保証において現在は「毎年プラン」「毎月プラン」が主流。住居用保証委託料単価、事業用保証委託料単価及び全国家賃動向の2020年1月の値を100%として相対化した場合、2023年7月の各数値は115.9%、122.7%、100.5%。

 また、同社は2021年に基幹システムを刷新し、申込・契約のペーパーレス化等、不動産業界のDXに対応可能なシステム基盤を構築している。直近3期累計で約53億円(資産計上されず費用処理される可能性のある部分を含む)のシステム投資額を戦略的に計上している。DXに携わる人員数及び全社員に占める人員割合も継続的に増加しており、直近5期(2019年3月期~2023年3月期)のDX人員は14名から24名に増加している。API連携による電子申込は、2023年7月末時点において月間6,073件、申込全体の約19%を占める割合となっている。従業員は622名。

 業績面について、2024年3月期の業績は、売上高が前期比3.8%増の247.5億円、経常利益が同25.2%増の23.0億円と増収増益の見通しとなっている。前期に策定した中期経営計画では、高収益体質への変革を最重点戦略とし、(1)家賃保証ビジネスの更なる拡大、(2)新たなビジネスモデルの実践、(3)DXによる強固な基盤構築、(4)ステークホルダーに対する満足度の向上を事業戦略に掲げている。事務手数料が高い商品を廃止したり、代位弁済回収率の改善等による信用コスト等全体での改善が奏功し売上原価は前期比14.0%減の71.0億円を見込む。

 想定仮条件水準での今期予想PERは10倍前後で、他の家賃保証サービス会社ではジェイリース<7187>を意識した価格設定とみられる。今期配当は1株あたり25.00円を予定しており、予想配当利回りは3.4%程度と高め。

 公開規模については50億円前後となる見込み。公開株の一部を海外販売する予定であり、需給は見た目よりはややタイト化する見込み。一方、売出株放出元がファンドとなっており、出口案件として警戒される可能性がある。上場後も多くのベンチャーキャピタル保有株式が残るが、上場日後180日間はロックアップがかかっている。ロックアップ解除後の売り圧力がやや気になるところはある。

⇒ジェイリース<7187>のIPO情報はこちら! 

◆「全保連」IPOに申し込めるおすすめ証券会社
SMBC日興証券[最短即日で取引可能]
公式サイトはこちら!
大和証券[最短翌日に取引可能]
公式サイトはこちら!
SBI証券[最短翌日に取引可能]
公式サイトはこちら!
楽天証券[最短翌日に取引可能]
公式サイトはこちら!
松井証券[最短翌日に取引可能]
公式サイトはこちら!
大和コネクト証券(旧:CONNECT)[最短3日後に取引可能]
公式サイトはこちら!
auカブコム証券(旧:カブドットコム証券)[最短翌日に取引可能]
公式サイトはこちら!
DMM.com証券
公式サイトはこちら!
 ⇒IPOで比較した証券会社ランキングはこちら!

[データ提供・銘柄分析]フィスコ 

■「IPO株が当たらない!」という人は、まずこちらの記事へ!
⇒IPOに当選して儲けたいなら「主幹事証券」を狙え! 通常の引受証券の50~100倍も割当がある主幹事と主幹事のグループ会社の攻略がIPOで勝つ秘訣!

※証券や銀行の口座開設、クレジットカードの入会などを申し込む際には必ず各社のサイトをご確認ください。なお、当サイトはアフィリエイト広告を採用しており、掲載各社のサービスに申し込むとアフィリエイトプログラムによる収益を得る場合があります。
 
IPO株(新規上場株・新規公開株)で儲ける方法!
IPO株の銘柄分析&予想
IPOスケジュール一覧[2025年]
 IPO株の攻略&裏ワザ情報!
【2025年2月1日時点】


【2025年版】本気でIPO当選を狙うなら、真っ先に押さえておきたい!
IPO[主幹事]の多いおすすめ証券会社

◆SMBC日興証券
主幹事数(上)/取扱銘柄数(下) ネット配分・抽選方法 口座数
2024 2023 2022
23社
52社
19社
52社
24社
47社
10%:1人1票の平等抽選
最大5%:「ステージ別抽選」
※1
397万
【ポイント】
大手証券の中でもIPOに力を入れており、例年、主幹事数・取り扱い銘柄数ともに全証券会社中でトップクラス! また、国内五大証券会社のひとつだけあり「キオクシアホールディングス」や「日本郵政グループ3社」「ソフトバンク」などの超大型IPOでは、主幹事証券の1社として名を連ねることも多い。10%分の同率抽選では、1人1単元しか申し込めないので資金量に関係なく誰でも同じ当選確率となっているのがメリット。さらに、預かり資産などによって当選確率が変わる「ステージ別抽選」も提供。平等抽選に外れた人を対象にした追加抽選で、最高ランクの「プラチナ」だと1人25票が割り当てられて当選確率が大幅にアップする。
※1 預かり資産残高などによって決まる「ステージ」ごとに、別途抽選票数が割り当てられる。
【関連記事】
◆【SMBC日興証券のおすすめポイントは?】信用取引完全無料、NISAや積立投資にも便利な株が小分けで買える「キンカブ」がおすすめ!
◆「日経テレコン」「会社四季報」が閲覧できる証券会社を解説! 利用料0円ながら、紙媒体では読めない独自記事や先行情報を掲載し、記事の検索機能も充実
SMBC日興証券の公式サイトはこちら
◆SBI証券
主幹事数(上)/取扱銘柄数(下) ネット配分・抽選方法 口座数
2024 2023 2022
11社
76社
21社
91社
13社
89社
60%:1単元1票の平等抽選
30%:「IPOチャレンジポイント」順に配分
10%:知識・経験・資力と取引状況を踏まえて配分
1367万
【ポイント】
ネット証券にもかかわらず、主幹事数、取扱銘柄数ともに大手証券会社に引けをとらない実績を誇る。特に取扱銘柄数がダントツで、2024年は多少数が減ったものの全86社中76社と約88%のIPO銘柄を取り扱った。つまり、SBI証券の口座さえ持っていれば、ほとんどのIPO銘柄に申し込めると考えていいだろう。個人投資家への配分の100%がネット投資家へ配分されるのも魅力。1単元1票の抽選なので、多くの単元を申し込むほど当選確率は高くなる。当選確率がアップする「IPOチャレンジポイント」が、資金量・取引量と関係なく、IPOに申し込み続ければ誰にでも貯められるのもメリットだ。また、スマートフォン専用サイトでIPOの申し込みや情報確認ができるのも便利。
※SBIネオトレード証券、FOLIOの口座数を含んだSBIグループ全体の口座数。
【関連記事】
◆【SBI証券の特徴とおすすめポイントを解説!】株式投資の売買手数料の安さは業界トップクラス! IPOや米国株、夜間取引など、商品・サービスも充実
◆「株初心者&株主優待初心者が口座開設するなら、おすすめのネット証券はどこですか?」桐谷さんのおすすめは松井、SBI、東海東京の3社!
SBI証券の公式サイトはこちら
※ 主幹事数、取扱銘柄数はREITを除く。口座数は2024年12月末時点。
【2025年2月1日時点】


【2025年版】数多くのIPO株に申し込める!
IPO[取扱銘柄数]の多いおすすめ証券会社

◆楽天証券 ⇒詳細情報ページへ
主幹事数(上)/取扱銘柄数(下) ネット配分・抽選方法 口座数
2024 2023 2022
0社
54社
0社
61社
0社
65社
100%:1単元1票の平等抽選 1200万
【ポイント】
ここ数年、IPO取扱数は年々増加しており、2024年には54社と全証券会社のなかで第3位にランクインを果たした。楽天証券に配分されたIPO株は、基本的に100%が抽選に回されるのも個人投資家にはメリット。ただし、抽選方法は「1単元1票」なので、資金を用意して多くの単元数を申し込んだ人ほど有利になる。株の売買手数料が1日100万円までの取引なら手数料0円になったのものメリット大。IPO当選後に売る際の手数料もお得だ。2022年10月にみずほ証券と業務提携したことで、みずほ証券が引き受けるIPOの一部ついて楽天証券が販売委託するとしており、今後ますます取扱銘柄数が増えることが期待できる。
※口座数は2025年1月末時点
【関連記事】
◆【楽天証券おすすめのポイントは?】トレードツール「MARKETSPEED」がおすすめ! 投資信託や米国や中国株などの海外株式も充実!
◆「日経テレコン」「会社四季報」が閲覧できる証券会社を解説! 利用料0円ながら、紙媒体では読めない独自記事や先行情報を掲載し、記事の検索機能も充実
楽天証券の公式サイトはこちら
◆松井証券 ⇒詳細情報ページへ
主幹事数(上)/取扱銘柄数(下) ネット配分・抽選方法 口座数
2024 2023 2022
0社
55社
0社
70社
0社
55社
70%以上:1人1票の平等抽選 162万
【ポイント】
年々IPOの取扱数を増やしており、2024年には55社と全証券会社中で2番目に多くのIPOを取り扱った。事前入金なしにブックビルディング申し込み&抽選が受けられるので、手持ち資金の心配をすることなく手軽にIPOに申し込むことができるのは大きなメリット! ただし、抽選結果が「当選」となっても購入申込をしなかった場合などは、その後6カ月間、IPO・POの抽選対象外となるので注意しよう。 配分予定量の70%以上で「1人1票」の平等抽選が行われるので、限られた資金しかない個人投資家でも当選が期待できる。
【関連記事】
◆IPOの当選確率を上げるための「証券会社の選び方」と「申し込む優先順位」を解説! IPOの当選確率を上げるには「資金繰り」と「抽選配分」をチェックしよう!
◆「株初心者」におすすめの証券会社を株主優待名人・桐谷広人さんに聞いてみた! 桐谷さんがおすすめする証券会社は「松井証券」と「SBI証券」!
松井証券の公式サイトはこちら
マネックス証券 ⇒詳細情報ページへ
主幹事数(上)/取扱銘柄数(下) ネット配分・抽選方法 口座数
2024 2023 2022
1社
50社
0社
53社
0社
61社
100%:1人1票の平等抽選 268万
【ポイント】
毎年多くのIPO銘柄を取り扱っており、2024年の取扱銘柄数は50社と全証券会社中で第5位にランクインした。マネックス証券に割り当てられたIPO株は、100%すべてが1人1票の平等抽選で配分される。取引実績や資金量に当選確率が左右されないのは、個人投資家にとっては大きな魅力だ。
【関連記事】
◆マネックス証券のNISA口座は手数料が一番お得! 国内株は無料、外国株も買付は実質無料。外国株やIPOの銘柄数も多いので、投資初心者にはおすすめ!
マネックス証券の公式サイトはこちら
【IPOだけでなく「米国株」の銘柄数もトップクラス!】
マネックス証券の公式サイトはこちら
◆岡三オンライン ⇒詳細情報ページへ
主幹事数(上)/取扱銘柄数(下) ネット配分・抽選方法 口座数
2024 2023 2022
0社
49社
0社
49社
0社
38社
10%以上:1人1票の平等抽選
90%以下:取引実績による優遇抽選
46万
【ポイント】
以前は独立したネット証券だったが、2022年1月からグループ会社の岡三証券と合併。基本的に岡三証券が主幹事・幹事証券に入ったIPO銘柄はすべて岡三オンラインでも取り扱う使うようだ。IPOには力を入れており、ここ数年は取扱銘柄数が急増している。また、割当の100%をネット投資家に配分するのも魅力。取引実績が多いほど優遇されるステージ制が導入されているが、全体の10%以上は取引実績によらず全員を対象とした抽選で割り振られる。買付資金は当選後に入金すればOKなので、資金余力を気にせず申し込めるのも大きなメリットだ。
【関連記事】
◆「岡三オンライン証券」の「IPO(新規公開株)」取扱数が急増中で、IPO投資に必須のネット証券へ!岡三証券との連携強化で、全IPOの7割が申込可能に!?
◆「岡三オンライン証券」は1日最大40万円の取引まで「売買手数料が無料」!資金の少ない投資初心者や株主優待狙いの投資家には、圧倒的にお得!
岡三オンライン証券の公式サイトはこちら
【ZAi×岡三オンライン証券・期間限定タイアップキャンペーン!】
岡三オンライン証券の公式サイトはこちら
◆大和コネクト証券 ⇒詳細情報ページへ
主幹事数(上)/取扱銘柄数(下) ネット配分・抽選方法 口座数
2024 2023 2022
0社
37社
0社
44社
0社
42社
70%:1人1票の平等抽選
30%:優遇抽選
【ポイント】
大和証券グループのスマホ証券で、大和証券が幹事証券となっているIPO銘柄は基本的にすべて取り扱っている。全割当のうち100%すべてがネット配分で、そのうち70%が1人1票の平等抽選に配分されるのがメリット。また、優遇抽選の対象条件は「39歳以下」「NISA口座を開設済み」「信用取引口座を開設済み」「信用取引の建玉を保有」「投資信託を保有」の5つで、該当する項目が多いほど当選確率はアップする。どの優遇条件も比較的ハードルが低いのはメリットだ。
【関連記事】
◆「スマホ証券」の手数料やおすすめポイントを比較!「LINE証券」「大和コネクト証券」「STREAM」など、株初心者でも使いやすいスマホ特化の証券会社を紹介
◆1株(単元未満株)から株が買える証券会社を比較! 株初心者でも“少額で株式投資を始められる”証券会社の売買手数料や取扱商品、おすすめポイントを解説!
大和コネクト証券の公式サイトはこちら
◆岩井コスモ証券 ⇒詳細情報ページへ
主幹事数(上)/取扱銘柄数(下) ネット配分・抽選方法 口座数
2024 2023 2022
0社
35社
0社
42社
0社
37社
10%以上:1人1票の平等抽選 34万
【ポイント】
IPOの取り扱い銘柄数は2023年が42社、2024年が35社と大手証券会社に引けをとらない実績を持つため、IPO投資家であれば口座を持っておきたい証券会社のひとつ。入金のタイミングはブックビルディング後の購入申込期間。その後抽選が行われ、当選すれば約定・受渡となる。また、1人1票の平等抽選で、申し込み単元数は10単元まで。NISA口座でのIPO株の購入も可能。
【関連記事】
◆岩井コスモ証券はIPO(新規公開株)の引受率がネット証券では最高レベル! 完全平等抽選も採用、資産が少ない個人投資家にも当選のチャンスあり!
岩井コスモ証券の公式サイトはこちら
◆三菱UFJ eスマート証券(旧:auカブコム証券)⇒詳細情報ページへ
主幹事数(上)/取扱銘柄数(下) ネット配分・抽選方法 口座数
2024 2023 2022
0社
20社
0社
26社
0社
23社
10%以上:1人1票の平等抽選 178万
【ポイント】
五大証券会社のひとつである「三菱UFJモルガン・スタンレー証券」は毎年複数のIPO銘柄で主幹事を受け持っているが売買手数料が高めなのがネック。しかし、同じグループ会社のネット証券「三菱UFJ eスマート証券(旧:auカブコム証券)」なら「三菱UFJモルガン・スタンレー証券」が引き受けるIPO銘柄に申し込み可能(一部銘柄を除く)なうえ、売買手数料が安めなので使い勝手が良い。ちなみに複数単元を申し込んでも当選確率は変わらないので、資金量が少ない人でも不利にならない。なお、2025年2月1日から「三菱UFJ eスマート証券」に名称が変更される。
※2025年2月1日から名称変更。
【関連記事】
◆【三菱UFJ eスマート証券(旧:auカブコム証券)のおすすめポイントを解説】NISA口座なら日本株と米国株の売買手数料が無料で、クレカ積立の還元率はネット証券トップクラス
◆「au PAY カード」で積立投資すると1%分のPontaポイントが貯まる! つみたてNISAも対象なので、これから投資を始める人にもおすすめ!
三菱UFJ eスマート証券(旧:auカブコム証券)の公式サイトはこちら
【クレカ積立の還元率は「最大3%」とネット証券トップクラス!】
三菱UFJ eスマート証券(旧:auカブコム証券)の公式サイトはこちら
※ 主幹事数、取扱銘柄数はREITを除く。口座数は2024年12月末時点。
注目の証券会社!

【SMBC日興証券】
IPOの主幹事数が業界トップクラスで
2024年には23社のIPOの主幹事を務めた
おすすめ証券会社!関連記事はこちら

IPO株の取扱数が毎年トップクラスのSMBC日興証券公式サイトはこちら!

No.1のSBI證券公式サイトはこちら!
【クレジットカード・オブ・ザ・イヤー 2023年版】2人の専門家がおすすめの「最優秀カード」が決定!2021年の最強クレジットカード(全8部門)を公開! 最短翌日!口座開設が早い証券会社は? おすすめ!ネット証券を徹底比較!おすすめネット証券のポイント付き
ZAiオンライン アクセスランキング
1カ月
1週間
24時間
マネックス証券の公式サイトはこちら 【マイルの貯まりやすさで選ぶ!高還元でマイルが貯まるおすすめクレジットカード! SBI証券の公式サイトはこちら
SBI証券の公式サイトはこちら! 【クレジットカード・オブ・ザ・イヤー 2023年版】2人の専門家がおすすめの「最優秀カード」が決定!2021年の最強クレジットカード(全8部門)を公開!
ダイヤモンド・ザイ最新号のご案内
ダイヤモンド・ザイ最新号好評発売中!

株で1億円をつくるワザ
気の株500&
米国株150激辛診断

5月号3月21日発売
定価950円(税込)
◆購入はコチラ!

楽天で「ダイヤモンド・ザイ」最新号をご購入の場合はコチラ!Amazonで購入される方はこちら!

[株で1億円をつくるワザ]
◎創刊25周年企画
●桐谷さんと振返る日本株の25年史
25年で私たちの投資環境はかなり改善された!
◎第1特集
勝ち組の個人投資家8人に聞いた!
株で1億円をつくるワザ

●億り人の歩んだ道のりから学ぶ1億円への必勝法!
●これだけは押さえよう!1億円達成のための心構え8

●億り人に聞いた!暴落時にどうする?

◎第2特集
買っていい高配当株が94銘柄も!
人気の株500+Jリート14激辛診断

●儲かる株の見つけ方①旬の3大テーマ
今期も来期も連続増益の好調株/連続で増配予想の高配当銘柄/円高が追い風の株
●儲かる株の見つけ方②5大ランキング
来期に売上が大きく伸びる株/営業利益率が高い株/配当利回りが高い株/少額で買える株/理論株価より割安な株
●儲かる株の見つけ方③セクター別平均
株価は業種で騰落真っ二つ!
●2025年春のイチオシ株
10万円株/高配当株/株主優待株/Jリート
●気になる人気株
大型株/新興株/Jリート

◎第3特集
今後25年も上がり続ける期待大!
人気の米国株150診断 2025年4-6月

●爆上がりの25年間を振返り!米国株の強さのヒミツ
●新政権でますます強く!2025年のS&P500を大予測
●GAFAMの最新決算判断も!Big8定点観測&買いの高配当株
●人気の133銘柄買い売り診断
●進化する指数だからS&P500は買い続けろ!

◎第4特集
NISA向き!インデックス投信より好成績!

運用実績25年以上!
儲かる長寿投信ベスト10

【別冊付録】
増益でさらに割安な株は1701銘柄
上場全3909社の最新理論株価

◎新連載・第3回

17億円トレーダー・ジュンのFX成り上がり戦略
◎連載も充実!

●10倍株を探せ!IPO株研究所2025年2月編
●ZAiのザイゼンがチャレンジ!目指せ!お金名人Vol.08
●おカネの本音!VOL.33 髙橋史好さん
●株入門マンガ恋する株式相場!VOL.101
●マンガどこから来てどこへ行くのか日本国
●人気毎月分配型100本の「分配金」速報データ!


>>「最新号蔵出し記事」はこちら!


「ダイヤモンド・ザイ」の定期購読をされる方はコチラ!


>>【お詫びと訂正】ダイヤモンド・ザイはコチラ

【法人カード・オブ・ザ・イヤー2023】 クレジットカードの専門家が選んだ 2023年おすすめ「法人カード」を発表! 「キャッシュレス決済」おすすめ比較 太田忠の日本株「中・小型株」アナリスト&ファンドマネジャーとして活躍。「勝つ」ための日本株ポートフォリオの作り方を提案する株式メルマガ&サロン

ダイヤモンド不動産研究所のお役立ち情報

ザイFX!のお役立ち情報

ダイヤモンドZAiオンラインαのお役立ち情報