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(まとめ)日経平均は反落 引けにかけて39,000円を割り込む - 市況概況

5月21日 16時58分
マネックス証券
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東京市場まとめ

1.概況

本日の日経平均は、反落で取引を終えました。寄付きは162円高の39,232円と続伸で始まりました。昨日の米国市場でハイテク株比率の高いナスダック総合指数が史上最高値を更新したことなどを受けて、日経平均も序盤は半導体株が牽引しますが、段々と上げ幅を縮小し前場は66円高の39,135円で終えました。

後場に入ると勢いを落とし、下値を39,000円台でもみ合う展開が続きましたが、14時半から引けにかけて1ヶ月ぶりの水準となる39,000円を割り込み、122円安(マイナス0.3%)の38,946円で取引を終えました。

TOPIXはマイナス0.3%、東証グロース250指数はマイナス1.4%と、ともに反落となりました。

2.個別銘柄等

20日に決算を発表した保険業の3社は、明暗の分かれる結果となりました。東京海上ホールディングス(8766)は、前期の純利益が6,958億円と前期比85.7%増となり、従来の会社予想を6,700億円上振れました。

また今期は同利益が8,700億円で同25.0%増を見込んでいることや、前期比36円増となる159円の年間配当計画、1,000億円を上限とする自社株買いの実施といったポジティブな材料が多いことから、上場来高値を更新する前日比8.7%高の5,397円まで上昇しました。

MS&ADインシュアランスグループホールディングス(8725)も今期の連結純利益が市場予想コンセンサスを上回る前期比65%増の6,100億円といった内容を発表し、前日比497円(18.0%)高の3,265円を付け、株式分割考慮後の上場来高値を更新しました。2社ともに政策保有株式を削減していく方針を示したことも好感されました。

一方で、SOMPOホールディングス(8630)は今期の連結純利益が前期比45%減の2,300億円になる見通しを発表し、これがコンセンサスを下回るガイダンスとなったことから前日比190円(6%)安の2,942円で取引を終えています。

フジクラ(5803)は、前日比159円(5.5%)高の3,069円を付け、上場来高値を更新しました。本日付けの日刊鉄鋼新聞で「戦略製品として位置付ける細径高密度光ケーブルを今秋にも米国で一貫生産する」と報じられたことで、米国での事業拡大に伴う増収期待から買いが入りました。

三越伊勢丹ホールディングス(3099)も昨日20日に国内証券会社による目標株価の引き上げもあり、前日比142円(5.0%)高の3,020円まで上げ、8営業日連続の上昇で年初来高値を更新しました。

グロース銘柄では、BASE(4477)が前日比33円(10.9%)高の336円まで上昇しました。「米グーグル傘下の動画投稿サイト『YouTube』が日本国内における買い物機能を強化する」という報道で、配信者が動画内にて商品販売する際にBASEのネットショップ作成サービスを活用する見通しが発表され、利用者の拡大期待から買いが先行しました。

VIEW POINT: 明日への視点

本日の日経平均は、寄付き後の買い一巡後は長期金利の上昇や海外勢による先物の手じまい売りなどを経て122円安の反落で終了しました。後場にかけて持ち高調整が見られ、市場は22日(23日未明)のエヌビディア[NVDA]決算を前に様子見ムードが強いと言えそうです。

明日に向けての注目内容は、FED高官の発言です。本日も複数の連銀総裁による発言の場がある他、22時にはFRBウォラー理事の講演が控えており、インフレ動向に関するコメント、利上げ姿勢が過度にタカ派でないかに注目が集まります。

また、日本時間21時30分にはここ数ヶ月マイナスで推移しているフィラデルフィア連銀非製造業景況指数の発表が控えています。

(マネックス証券 ジュニア・アナリスト 山口 慧太)

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(マネックス証券)

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