過去の手帳を見返して
自分の成長を確認する
加藤 和田さんは、自分のクリエイティビティを上げたいときにやられる、手帳を上手に使う方法、あるいは予定・行動の作り方はありますか?
和田 予定以外にも、自分の心の奥に届いた言葉などのメモも書いています。本で読んで感銘を受けた言葉や、お会いした方から聞いた言葉、映画やテレビの中のセリフもあります。それが1冊の歴史となり、宝物になるから。
そうして去年の手帳を1年後に振り返ったときに、自分の成長度合いに気付ける醍醐味も手帳にはあると思うんですね。ぜひ、過去を振り返るツールとしても手帳を活用してもらいたいです。
加藤 手帳は近未来の予定を書いてるだけだから、使い終わったら棚の奥にしまって二度と見返さない人が大半な気がします。自分に刺さった言葉を書き留めたものは日記に近い感じがあるせいか、過去の手帳を見返すなんてとても恥ずかしくて僕はイヤだなぁ。
和田 でも人は、これまでの自分を受け入れないと成長できませんよ。辛いことがあっても、それを数年後に振り返って、あんな時期があったからこそ今があると思えるものです。ですから、手帳は見返したほうがいいですよ。というか、見なきゃダメ。
加藤 手帳が自分を受け入れるためのツールになるということですか。そのために手帳を見返せというのは、この記事の読者に対してとても強いメッセージになりそう。
和田 はい、そうなれば嬉しいです。
加藤 僕自身を含めて、多くの人が自分のことをなかなか認められないし、自分と向き合うことも避けて、他人と比較して自分の価値を見出そうとしてしまいますから。ありのままの自分を受け入れるのは、勇気がいることです。
和田 たしかに……。
加藤 和田さんの手帳に書くとなんで願いが叶うのか……この手帳を上手に使うと勇気と行動とをもらえる、から?行動が確実に変わるからおのずと未来も変わる。受け身で予定を書くのではなく、自分が行う未来の行動を能動的に書くと、夢は具現化されていく。
和田 なるほど!
加藤 そして、年に一度は手帳で過去を振り返り、自分を見つめ直すということ。結果、自己肯定感につながって、夢も叶っちゃう!そら、12年続くわけですね~。
和田 加藤さん、すばらしい分析ありがとうございました!謎が解けました。
では本日は、ありがとうございました。『ウレフェス2016』でさらに炸裂しましょう!