生産性を上げながら
自分の人生をより濃く楽しむ
日々ニュースに触れながら、「これはいい」と思うものは残念ながら少ないが、久しぶりに手放しで「素晴らしい!」と思うニュースに出合った。IT大手のヤフーが、全従業員約5800人を対象に週休3日制の導入を検討しており、宮坂学社長が従業員らに方針を伝えたという。
これは、ヤフーの社員にとって良いことだろうし、会社としてのヤフーにとっても良いことだろう。筆者は強く支持する。
ヤフーの社員は、生産性を上げながら、自分の人生をより濃く楽しむことができるようになるだろうし、社員がより多角的な情報・判断・気分に接することが、会社にとっては、望ましい刺激をより多く取り込むことにつながるだろう。
自由な社風のIT企業とはいえ、大きな会社なので、「週休3日」を全社的に実現するには、それなりの工夫と時間が必要かもしれないが、なるべく前倒しに実現して、その成果を世間に見せてほしいものだと思う。
アイデアが生まれるのは
頭のバックグラウンド
ヤフーのような情報やサービスに関わる変化の激しい仕事はもちろんだが、そうでない伝統的な仕事にあっても、ビジネス上の大きな成果は、真剣にそのビジネスに関わる人の「アイデア」から生まれる。
問題は、アイデアが半ば「気まぐれ」に生まれることにあり、アイデアが生まれる種類の「気まぐれ」の状態を上手に作らないと生まれにくいことだ。