じわじわと増えている
長期保有優遇のある銘柄

 株主優待に「長期保有優遇制度」を導入する企業が少しずつ増えている。

長期で保有すると優待内容がグレードアップする9銘柄

 名前のとおり、長期で保有していると優待内容が優遇されるというもので、株主にとってはうれしい制度。一方、企業側は長期の安定株主を増やすことが主な目的だ。

「長期保有株主」の認定方法は企業によってさまざま。毎回の権利確定日に株主名簿に名前があればよい場合もあるが、その際に株主番号が同一でなければならないという条件を設けている企業も多い。また、確定日以外にも株主名簿を確認している企業も。

 「何年・何期以上」という保有期間の条件とともに、認定の条件もよく確認しておきたい。

 なお、長期の優遇を受ける前に優待自体が廃止されては元も子もない。購入前には、いつも以上に業績や株価を慎重にチェックしてほしい。

(文/肥後紀子) 

※この記事は2010年11月20日(土)に発売された月刊マネー誌『ダイヤモンドZAi』1月号特別付録「株主優待最強カタログ 841銘柄を完全収録!」に掲載しています。この他、12月から来年3月に権利確定する銘柄の詳細リストも掲載! ぜひご覧ください!