毎月かかる固定費をガッツリ削ることができれば、家計は楽になるし、貯金だってできるようになる! さっそく、削減する方法をしっかり勉強しよう。今回は「住居費」についてチェックしよう。

たとえば1年間で45万円削れる!
・見直し前…東京23区内のマンションを所有(9万8000円/月)
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・見直し後…郊外の中古住宅に住み替え(6万円/月)

身の丈に合わない家からは即撤退!
住居費は月収の20%以下に抑える!

「貯蓄を増やしたいなら、固定費のなかでも目立って大きな住居費を思い切って見直すべきです」と藤川さん。

「賃貸でも持ち家でも、住居費が収入の20%を超えると生活が苦しくなります」(同)

お父さんの小遣いを減らさずに<br />1年間で100万円貯める4つの方法(その1・住居費)高度成長期に家庭を作った親世代の暮らしぶりを参考にしてはダメ。収入相応の生活を自覚しべし。

 月収25万円の場合、住宅ローンが9万8000円だと、月収の30%を超えている。こうしたケースはよくあるそう。

「子どもが中学生になると、公立学校でも塾などで月3万~4万円の教育費がかかります。今のままでは生活が苦しくなるのは明らか」(同)

 賃貸ならば、とにかく安い物件に引っ越すべし。持ち家の場合は、月々の返済額が月収の20%以内、財さんなら6万円以内に抑えられる物件に買い換えるのが最善の策だ。

「難しい選択ですが、将来を考えれば思い切って実行することがとても大事。決断が遅くなるほど苦しくなります。幸い今は住宅価格が下がっているので、郊外ならば条件に見合う中古の物件を探すことが可能でしょう」(同)

 とはいえ、現在の住まいが、思うような価格で売れない可能性だってありうる。