人柄ごとトレーサビリティできる
もちろん、私も最初からネットワークがあったわけではありません。
農家同士のネットワークは徐々につくっていきました。
こういった有機的なネットワークは「小さい農」に欠かせません。
牛肉や野菜のトレーサビリティ(食品の安全を確保するために、栽培や飼育、加工・製造・流通などの過程を明確にすること)が騒がれていますが、こういうつながりがあると、人柄ごとトレーサビリティできるということで、買われる方にも安心感を与えることができます。
そして規模が大きいと、個人のキャラを出すことができませんが、小さければ小さいほど個人のキャラが出せます。
フェイスブックなどのSNSで個人が情報発信できる時代に、これは非常に強い武器になります。
これもスモールだからこそのメリットです。
ノウハウ化、マニュアル化できるものは、スケールメリットのある資金力の大きいところが勝つに決まっています。
しかし、これからの時代は、スモールだからこそ、他にはないオリジナル商品、そして小回りがきく経営ができるのです。