周囲から見て「困った人」とレッテルを貼られやすいバブル世代の“バブルさん”、ゆとり世代の“ゆとりちゃん”。当連載では、そんな2つの世代を対象に、就職氷河期世代の“氷河期くん”(またはその他の世代)が会社の人間関係をどううまく対処すべきなのかを研究していく。親愛なるバブルさん、ゆとりちゃん、どうか温かい目で見守って欲しい。そして同志である氷河期くんには、ぜひ考え方の合わない上司&部下に対処するときに、参考にしていただきたい。

 前回前々回と就活スペシャルと言うことで、就活中のゆとりちゃんに話を聞いたが、今回は再びバブルさん。テレビ番組の制作会社で働く鷺沼(さぎぬま)さんに登場していただくことにした。

<今回のバブルさん>
鷺沼宏さん(仮名)
年齢:41歳(1969年生)
最終学歴:都内某私立大学
業種:テレビ番組の制作、ディレクター
家族構成:独身

挨拶なしにくだらない質問をする
ゆとりちゃんにイライラ…

――さっそく社内での人間関係について伺いたいのですが、現在の部署は何人ぐらいの社員がいますか?

 フロア全体だと35、6人ぐらいかな。僕の部署は7、8人で1チームを形成しています。

――紹介してもらった知人から、鷺沼さんの部署は社内でも有能な人しか入れない部署だって聞きましたよ。人間関係は良好ですか?

 ありがとうございます。まあ、確かにその7、8人のチームは社内的には特殊部隊というか、個人にあまり干渉せずにそれぞれで動いているので人間関係で苦はないですね。ただ、別の部署とかとやりとりすることも多いのですが、新卒の子とやりとりするのはもう大変。彼らって、挨拶もなしに、すぐに「ちょっと聞きたいんですが?」と言ってはくだらない質問をしてくる。あと、人を名前で呼ばないんだよね。「ちょっと」とか「あの」とか。