周囲から見て「困った人」とレッテルを貼られやすいバブル世代の“バブルさん”、ゆとり世代の“ゆとりちゃん”。当連載では、そんな2つの世代を対象に、就職氷河期世代の“氷河期くん”(またはその他の世代)が会社の人間関係をどううまく対処すべきなのかを研究していく。親愛なるバブルさん、ゆとりちゃん、どうか温かい目で見守って欲しい。そして同志である氷河期くんには、ぜひ考え方の合わない上司&部下に対処するときに、参考にしていただきたい。

 さて、前回の当連載では僕の会社に面接に来て、惜しくも不採用だった“ゆとり ちゃん”に取材に協力してもらうという暴挙に出てしまったが、不採用者だけにスポットをあてるのも不公平なので、見事就職活動に成功したゆとりちゃんにも インタビューを行うことにした。

 今回は第一志望の業種に1年前に就職を決めたゆとりちゃんに登場いただいた。今回のゆとりちゃんは同業ということもあり、以前から交友もあるので、ざっくばらんに語っていただけるだろう。

<今回のゆとりちゃん>
真田 広子さん(仮名)
年齢:24歳(1986年生)
業種:編集・記者
最終学歴:某私立大学卒業
出身:新潟県
家族構成:父、母、妹、本人(現在は1人暮らし)

ゆとりちゃんは“世間評”を
あまり気にしない!?

――というわけで、今日はゆとり世代を代表して思いの丈を語っていただけると。

 私、このコーナーに出るのイヤだったんですよ! だってこのコラムの題材になる人ってたいていどこか欠陥がある人じゃないですか。ゆとり世代ってレッテル貼られるのもイヤだなー。

――今までこのコーナーで5人のゆとりちゃんに登場してもらったんだけど、皆、主旨を説明しても嫌がらずに登場してくれたんですよ。ちょっとカンの良い人なら、自分の考え方の甘さが非難の対象になるかもしれないって思うじゃない? 氷河期世代なら皆嫌がると思う。ゆとりちゃんは良くも悪くも素直で無邪気なんだよね。