3つ目は年下の上司への抵抗感がなくなっていることです。10年ほど前はまだまだ年下の上司を嫌がる人が多かったのですが、いまは違います。また、昔は女性の上司に嫌悪感を示す人がいましたが、それも見かけなくなりました。要するに、非常に「使いやすい」35歳以上が増えているのです。以前は年齢が上にいくほど自分の小さな権限と責任回避にこだわり使いにくくなる人が多かったので、これも大きな違いです。

最前線感や現場感、
チャレンジ精神を失うな

本連載の著者・丸山貴宏さんの新刊『そのひと言で面接官に嫌われます』が好評発売中!

 今後の動向を予想すると、35歳以上の転職はこれからも増えていくと思います。ところが候補者の方はまだ「35歳を過ぎたらもう転職は最後にしたい」という方がけっこういます。その発言の裏側には「40歳を過ぎたらあまり転職先はないですよね。だからこの辺で長く勤められる会社に入って真面目に頑張りたい」という考えがあります。

 しかしここまで述べてきたように、転職市場では40代でもガンガンチャレンジできる環境が生まれています。だから、別にそんなことは考えなくてよいでしょう。

 35歳以上の転職の増加はある意味、プレーヤー人口の高齢化ともいえますが、現在の40代、50代は昔の40代、50代に比べたらはるかに若い。たとえば55歳定年制の時代では52~53歳くらいになったらもう引退モードに入っていました。見た目も言動も行動も仕事の内容も、いまのほうがずっと若い人が多いのです。

 40代がチャレンジ可能な環境が整いつつあるいま、大切なことは、少なくとも50歳くらいまでは最前線感や現場感、チャレンジ精神を絶対に失わないことです。また、個人差はありますがどうしても40代に入ると体力的な衰えがやってくるので、それを阻止するトレーニングは必須です。