ビジネスの基本は営業と言われることがある。新人時代、キャリアを営業からスタートした人も多いだろう。現場で売上に貢献する達成感がある一方で、厳しいノルマが課せられることもある仕事だ。だからなのか、時として「モンスター営業マン」が出現することがある。20~50代男女が「怖い」「ひどい」「関わりたくない」と困惑する、とんでもないとしか言いようがない、モンスター営業マンの事例を集めた。(取材、文/池田園子、編集協力/プレスラボ)
ビジネスの基本は営業である。B to C/B to Bにかかわらず、自社製品・サービスと顧客をつなぐのは営業マンの役目だからだ。日常の色々な場面で、私たちは営業マンと接点を持つ。
例えば、パッと思い浮かびやすいのは、不動産の営業マンではないだろうか。家を借りるにしても、家を購入するにしても、オーナーや売り主との間に入ってくるのは営業マンだ。
さて、ここで営業マンとひとくちに言っても、実にさまざまなタイプがいる。皆さんはこれまでの人生で、どのような営業マンと出会い、どのようにかかわってきただろうか。
筆者は、本コラムで「モンスター◯◯」を度々取り上げ、実録として紹介してきた。今回は、通常の感覚では理解しかねるような「モンスター営業マン」のケースを20~50代男女に聞いて集めてみた。あなたは、こんなモンスター営業マンに当たったことはないだろうか。
断ったらキレて怒り狂うカーディーラー
連日勤務先に電話をかける投資マンション営業
まずは、モンスター度・初級(「筆者が集めたエピソードの中では比較的軽度であり、初級と分類してみた」と補足しておく)の事例から見ていきたい。
「クルマを買うために複数のディーラーを回り、値引き交渉をした結果、一番おトクなところで購入を決めました。その後、別のディーラーにその旨を伝えるべく、断りのメールを入れたところ、怒りの電話がかかってきたんです。
『そんな値引きをするとこなんて、どう考えてもないでしょ! ホントですか!?』とすごい剣幕でまくし立ててきて。しばらく押し問答が続いた後、本気で怒ってしまったのか、向こうから乱暴に電話を切りました。失礼な営業マンだと思います」(30代男性)