これからの価値観で
これからのルールを作っていきたい

──今後は、どのように働いていきたいか展望を聞かせてください。

 直近の課題は「自分の存在意義を、いかに早く確立できるか」。特に女性の場合、若いからやりやすいことって実は結構あると思うんです。だって、おばちゃんが「地方のモノをかわいくしたいんです!」って言ってたら、イタいでしょ?(笑)

 初めてハピキラで栗鹿ノ子のプロデュースをしたとき、当初、小布施堂のスタッフさんたちはあまり私たちのことを信用してくださいませんでした。「社長と仲が良いからやらせてもらえているだけで、あんな女子大生に何ができるんだ」って。

 でもすべての商品を売り切ったとき、小布施堂の役員の方々がご挨拶してくれて、その時、「大人って結果を出したらちゃんと認めてくれるんだ」って気づきました。だから、若さをドアオープナーに、どんどん結果を出していきたい。

 ただ、仕事ばかりの人生を送るつもりはありません。友達とも遊びたいし、家族だって大事にしたい。「会社を上場させたい」というバリバリした願望は全くなくて、バランス良く人生を楽しみたいなと。

 私、「人生配分表」っていうのをつくっているんです。項目ごとに時間のバランスを決めて、それでスケジュールを切って、生きています。ハピキラ25%、ソニー30%、家族8%、友達10%、彼氏7%、その他7%。それをカレンダーで区切って、日々守っています。

──正能さんのような働き方を叶えるには、どうすればいいと思いますか?

 まず、誰もが「理想の働き方・生き方」を叶えていけるよう、世の中の仕組みやルールを見直す必要があると思います。チャレンジしたいことがあるのに、リスクばかりを見て、それを会社が邪魔するのって変な気がします。いざという時に、働く人が守られなくてはならないという考え方も、もちろん大事なのですが。

 自分の可能性を最大化させることって、周りにいる人の可能性を最大化させることにもつながると思うんです。私の経験でいうと、パラレルキャリアを始めて少しずつおもしろい仕事ができるようになってくると、周りの友人も巻き込んで、一緒におもしろい仕事ができるようになってきました。これは、すごく幸せなことです。

 あとは、引き続き自分が先陣を切って新しい働き方を実現して、ルールを作っていく存在になっていきたいですね。パラレルキャリアを継続するなかでもちろん問題も起こると思いますが、それを一つひとつ解決して、制度や仕組みを整え、誰もが希望通りの働き方・生き方が実現できる世の中にしたい。

 もっともっとみんながハッピーに働けるような、そんな世の中をつくっていくことにチャレンジしていきたいと思います!