<家族構成と登場人物、属性(すべて仮名。年齢は当時)>結婚9年目
夫:島本岳人(42歳、会社員・年収600万円)
妻:島本里恵(43歳、専業主婦・無収入)
娘:島本結衣(4歳)
妻の父:奈良澤清(69歳、兼業農家・年収不明)
妻の母:奈良澤一子(67歳、兼業農家・年収不明)

・夫婦の状況とトラブルの経緯
夫の家事の些細なミスから、妻はDV被害をでっち上げ警察沙汰に発展し、トラブルに乗じて義母が自宅に居座るように。夫がたまらず実家に帰省すると、夫の不在中、妻が4歳の娘に包丁を突きつけるなど行き過ぎた躾をし、義母が容認していたことが発覚する。さらに夫名義の車が窃取される。


 岳人さんは、妻と4歳の娘さんと一緒に暮らしていましたが、結婚生活は最初から順風満帆ではありませんでした。娘さんの出産祝いのお返しを、互いの親族分は互いで選ぶことになり、岳人さんはチョコを返しました。

「アウトレット品であることを妻側の親族に知られてしまいました」

 岳人さんはそう懺悔しますが、せっかくのお返しなのに妻側の親族から謝罪を求められたのです。妻もカンカンに怒って、しばらくの間、口を聞いてくれませんでした。しかし、夫婦生活に多少の揉め事は付き物。夫婦間に致命的な亀裂を生じさせるほどではありませんでした。ところが決定的な事件が起こりました。

家事の些細なミスで警察沙汰に
翌日から義母が居座り始めた

 岳人さんが 食事の片付けを手伝っていたところ、手が滑って皿を誤って落としてしまいました。岳人さんは謝れば済む程度のことだと楽観していたのですが、妻はあろうことか「DVでしょ!」と騒ぎだし「夫が暴れています。私にお皿を投げつけてきました。すぐに来てください」と110番通報をしました。

 パトカーが到着したのは、すでに夜中の12時過ぎでしたが、岳人さんは妻の「ニヤニヤした表情」が今でも忘れられないそうです。6人の警官が自宅に乗り込んできて、事情を聞かれたり、写真を何枚も撮られたたりして結局、事情聴収は3時過ぎまでかかったのですが、それだけでは終わりませんでした。娘(妻)のことを心配したのか、翌日に妻の母親が突然、訪ねてきたのです。

 義母は岳人さんに向かって「あんた誰?」とまるで泥棒と出くわしたかのように大声を出したり、岳人さんの顔を覗き込み「あー怖い顔。まるで鬼みたい。こわい、こわい」などと妻と一緒になって暴言を吐いたのです。さらに義母が義父にしょっちゅう電話をかけて岳人さんの悪口を言って大笑いをするのです。

 岳人さんが「いつまでいるのか」と聞くと、義母は「さあね。当分!」と言い、そのまま岳人さんの家に住み込んでしまったのです。下品な笑い声を上げるのは母と娘でそっくり。岳人さんは完全に居場所を失い、年末には帰省という口実で家を出て、実家へ帰らざるを得ませんでした。