身の程知らずな男性たちも問題だが、常に受け身な男性たちも、婚活市場で女性を悩ませている。
受け身でがつがつしない“草食男子”が巷にあふれているが、婚活市場でも、男性の草食化は激しさを増している。もともと男性からのアプローチに「待ち」の姿勢である女性が多いにもかかわらず、同じく「待ち」の姿勢の男性が増えているとなると、なかなか結婚まで行き着かない。
それどころか、比喩でなく、「出会えない」という笑えない話もある。
お見合いの待ち合わせには、よくホテルのラウンジなどが使われるのだが、この待ち合わせがうまくいかない。男性が「間違えたらどうしよう」「恥ずかしい」と女性に声をかけることができないのだ。そして、その場から「女性はもう来ていますか」「どんな服を着ている人ですか」と私に連絡が来る有様だ。目の前にいるのに(笑)。
かといって、「女性をエスコートしなさい」と言うと、食事のメニューを渡さず、「紅茶でいいよね?」と勝手に注文する。自分が飲みたいものは相手も飲みたいだろう、ということだったようだが、やはり女性に振られてしまった。
草食男子に逆プロポーズしても
直球の言葉でないと伝わらない
草食男子に対しては、プロポーズも女性からしなくてはならない。
草食男子とお付き合いしていた30代のA子さん。彼との付き合いは長くなり、そろそろプロポーズかと思われたが、一向に言ってこない彼にしびれを切らし、バレンタインデー当日、A子さんからプロポーズを切り出してもらおうと仕掛けることに決めた。