仕事ができる、できないは、その人がつくった資料を見れば、すぐわかります。話題のビジネス書『一発OKが出る資料 簡単につくるコツ』著者・下地寛也氏が教える、決裁者の心をつかむ資料のつくりかた。今回は、プレゼン資料と報告資料の本質的な違いについてです。
決裁者が何を求めているかで
つくりかたも違ってくる
会議の資料には、「報告資料」と「プレゼン資料」の2種類があります。
一般的に、「報告資料」とは、「販売実績の報告書」や「市場調査の報告書」といった結果を報告するための資料。
「プレゼン資料」とは、「営業改革の提案書」や「イベントの企画書」などのように、自分の提案をまとめた資料のことです。
ほかには簡単な連絡資料や依頼資料もありますが、会議で使うまとまった資料は主にこの2つです。一発OKが出る資料をつくる人は、この2つがまったく別物だということを知っています。
その違いは、決裁者が何を求めているか──です。