どうにも職場の雰囲気が暗い。上司のキャラクターかもしれないが、いつもピリピリしていて息が詰まる……。職場の空気が悪くて嫌だという人も大勢いると思いますが、「自分が少し変わるだけで、職場の気分も簡単に上がります」とコーチングのプロは語ります。

自分の感情にふたをして、無視すると、気分は落ち込む。感情は感情としてしっかりと受け止めた上で、それでも「前向きで楽しい気分」を自分で選ぶことが大事(『やっぱり、気分を上げればすべてうまくいく』より)

『やっぱり、気分を上げればすべてうまくいく』(朝日新聞出版)の著者でもあるプロコーチの藤由達藏さんに、暗い職場を簡単に明るくする方法について聞きました。

「ブラック企業」とか「心が折れる職場」「不機嫌な職場」というキーワードが脚光を浴びるようになって久しいですが、1日の大半を過ごす職場環境の良しあしは働く人個々人の気分に大きな影響を与え、その結果、仕事のパフォーマンスを上げもすれば、下げることにもなります。

「職場の雰囲気が悪い」「上司が不機嫌で、みんなの士気が下がっている」「誰も助けてくれない」といった、さまざまな痛みや苦しみの声が渦巻いていますが、自分自身がちょと変わるだけで、周りや職場の気分を上げられる簡単な方法をいくつかご紹介します。