食品衛生上さまざまな規制
独自路線を突っ走ることができた

創業時のソフトクリームは、通常の高さのある「くるくる巻き」だった Photo:MINISTOP

 歴史を紐解くとソフトクリームの販売を始めたのは1980年、1号店のオープンと同時だ。コンビニ創業としては後発組だったため、他社と差別化するために当初から厨房やイートインコーナーを設け、ファストフードに注力したというのは有名な話である。その「買ってすぐ食べる戦略」の一環として、70年の大阪万博でブームを起こしたソフトクリームにも目をつけたという。

 思えばこの「最初から店内に厨房を作ったこと」が奏功した。

 ソフトクリームの製造は食品衛生上さまざまな規制があり、同業他社が後から参入しようにも難しい。そのため、オリジナルのバニラソフトの開発(91年)、オリジナルのフラワーコーンの開発(92年)、ソフトクリームを使った派生商品・ハロハロ発売(95年)等と、ミニストップは独自路線を突っ走ることができた。

 ちなみにソフトクリームバニラは現在5代目。バニラ以外のフレーバーも、1作目の「いちごソフト」を出した98年から2016年までに「キャラメルソフト」「アセロラソフト」「ベルギーチョコソフト」など、実に84作を出している。

どの店でも同じ品質で提供
試験は3月に実施

オリジナルのフリーザー。クリームが巻かれながら出てくるため、人の手はあまり動かさなくてもいい工夫がしてある Photo by H.Y

 さて本題に移ろう。

「ソフトクリームがミニストップの顔になり、お客様の期待が高まるほど『どの店でも同じ品質』を提供できなくてはならなくなった。そこでマイスター制度を創ったのです」(ミニストップ)

 筆者も今回初めてオリジナルのフリーザーなるソフトクリームを作る機械の前に立たせてもらったが、「失敗してはダメ」というプレッシャーがハンパない。