STEP1 「友人・知人」を最初のお客様にする

副業をスタートさせる段階でお客様となってくれるのは、不特定多数の人ではありません。
これまでの人生で何らかの関わりをもってきた友人・知人です。

本連載の「第9回」で紹介した、パン教室を始めたOLの前田あかねさんも、最初のお客様は大学時代の同級生や近所の友人でした。

もともと彼女のパンのファンだった人たちにSNSなどで「パン教室を始めます」と告知することで、宣伝費を使うことなく集客に成功しました。

友人・知人であれば、あなたがどれほど“好き”なのか、あるいはどれだけの専門知識やノウハウをもっているかを知っているはずです。

前田さんの場合も、教室を始める前からブログやフェイスブックに「こんなパンをつくってみました!」などとおいしそうなパンの情報を頻繁に投稿していたので、「彼女がパン教室を開くなら教わってみたい」と思う友人・知人が続出したのです。

また、友人・知人の場合は「〇〇さんがビジネスを始めるなら応援してあげよう」という人が最初のお客様になってくれます。

もちろん商品やサービスそのものに魅力がなければ、一度きりのお付き合いで終わってしまうかもしれませんが、好印象をもってもらえば、そこから口コミが広がる可能性があります。