「園長先生がよく見てくれる保育園」は要注意なワケ写真はイメージです Photo:PIXTA

2月に入って「保育園決まった/落ちた」のSNS投稿が目立つようになりました。園選びで絶対に大事にしたほうがいい基準とは何でしょうか?そしてなぜ今、保育園の倒産が過去最多ペースで増えているのでしょうか?保育に長年携わってきた経験から解説します。(社会福祉法人 みなみ福祉会理事長 近藤敏矢)

園長先生が“面倒見がいい”は要注意?

 子どもを保育園に預けるとき、多くの保護者が気にかける点があります。一例が、「園長先生がとてもよく見てくれる」「保育士さんを、園長先生が細かく気にかけている」といった、“園長先生の面倒見の良さ”です。

 保護者からすると確かに、心強く見えるでしょう。けれど、長く保育の現場を見てきた立場からすると、この面倒見の良さが、時に注意したいサインになることがあります。

 なぜ園長の面倒見の良さが、長い目で見るとリスクになるのか。保護者として、どこを見て園を選べばよいのか、お伝えします。

子育てに置きかえると分かりやすい

 この疑問は、子育てに例えると分かりやすいでしょう。子どもが自力でできなくて困っている場面があったとします。親として、あなたはどのように対応しますか?

 見なかったことにはしないと思いますが、逆に、何でも全て手伝ってあげるというのも、いかがなものでしょう。子どもの成長段階を見て、失敗してもいいから自分でできることは挑戦させる。全て親に頼らなくてもできるように見守る。それが基本ですよね。