リクルート『SUUMO』が発表する「関東版 住みたい街ランキング」で、今年も異変が起きている。同じ「穴場地区」の中で、昨年急上昇した赤羽などがランクダウンし、代わりに北千住などがランクアップしているのだ

関東の「住みたい街」に起きた異変
ブランド地区が復活、穴場地区が失速

 リクルートの住宅・不動産情報サイト『SUUMO』(スーモ)が毎年発表する『住みたい街ランキング2017』の関東版で、今年もランキングに異変が続出した。

 まず目をひいたのが、昨年2位にランクダウンした吉祥寺がトップに返り咲いたこと。王者の堂々たる復帰ということだが、これは今年のランキングを象徴する1つの傾向だ。

 というのは、他にも上位では目黒、渋谷、中目黒といった街がランクを上げている。吉祥寺と同じく、若い世代にとっての「ハイエンドブランド的な街」が軒並み復活しているのだ。同じ文脈で言えば、順位は1つ下げたが、昨年首位の恵比寿、11位の自由が丘、16位の表参道なども、ブランドとしての存在感が高い街である。

 問題は、なぜこれらのブランドタウンの順位が上昇したのかということだ。その答えは後半で述べるとして、2017年のランキングのもう1つの異変に注目をしよう。

 昨年20位に急浮上して「穴場」として注目を集めた赤羽が、今年は21位とワンランク順位を落とした。2014年に放送された山田孝之主演のテレビドラマ『東京都北区赤羽』で注目を浴び、意外とおいしい居酒屋や定食屋、ラーメン屋が立ち並ぶ穴場の街として人気が急上昇したのが赤羽だった。今年はさらにランクを上げるのかと期待していた折のワンランクダウンだったので、「異変」として目についてしまうのだ。