お店側はあくまでも
マイペースなスタンスが多い

15時よりオープンする「ほんずなし」。「そんな早くから飲みだす人間は『ほんずなし(愚か者)』に違いない」と15時15分頃、青森出身の常連客の1人がホッピーを飲みながら冗談を言っていた

「ほんずなし」とは青森の方言で、「愚か者」という意味だ。しかし、憎しみの意味ではなく愛情を込めて言われることも多いという。大阪人の言う「アホ」のような便利な言葉とのことだ。「酔ったらみんな愛すべき『ほんずなし』ですよ!」山本さんの人懐っこい笑顔が印象的だ。

 ここ数年、首都圏で「青森」コンセプトの飲み屋は確かに増えている。「なぜこんなに青森なのか?」それは「青森の食べ物や飲み物を知ってほしい」というありったけのお店の方の郷土愛や青森愛がカタチになり、首都圏に住む人々にしっかりと届いているからであろう。

 しかしあくまでもマイペースでお店を運営している印象が強かった。自分の気持ちを他人に押し付けることなく、まずは自分から楽しもう。そんな前のめりではない、気楽で楽しそうなスタンスが最近の首都圏での青森人気の鍵なのかもしれない。

(ジャイアント佐藤/5時から作家塾(R))

◎取材店の情報

りんごの花
東京都新宿区荒木町11−24
03-6380-6724
http://www.ringonohana.com

ほんずなし
東京都杉並区高円寺北2-17-4
03-6383-0974
http://www.honz74.com