「神様が味方になる習慣」とは? 享年62歳で亡くなられた小林正観さんが、40年間の研究でいちばん伝えたかった「ベスト・メッセージ」とは? 「人間関係」・「仕事」・「お金」・「病気」・「子ども」・「運」・「イライラ」・「男女」など、あらゆる悩みが解決するヒントがあります。
トイレ掃除をしてからフタをすると、
お金に困らなくなるらしい
「トイレをピカピカに磨いてからフタをすると、なぜかお金に困らなくなる」という宇宙法則が、どうも、あるようです。「トイレ掃除をしたら臨時収入があった」という事例がいくつも、私のところに報告されています。
ある女性から、トイレ掃除を続けていたら、「5000万円」の臨時収入があったという話を聞きました。
この方は、父親と折り合いが悪く、ケンカ別れをしていました。父親は、「おまえには、ビタ一文も、絶対にお金を残さない!」と捨て台詞を吐いたそうです。
ケンカ別れをしたころ、私の「トイレ掃除」の話を聞いて、その女性はトイレ掃除をはじめました。トイレ掃除をはじめて半年ほど経ったとき、父親が亡くなったのですが、遺言書には、「娘に5000万円相続させる」と書かれてあったそうです。
ケンカ別れをしてから、一度も父親と連絡を取っていなかったので不思議に思ったそうですが、ひとつだけ思い当たることがあるとすれば、遺言書の日付が「トイレ掃除をはじめて3ヵ月経った日だった」ということでした。
その女性は、「おそらく、父がお金を遺してくれたのは、トイレ掃除のおかげだと思います。それ以外に考えられません」と私に話してくれました。
ある山奥に温泉旅館がありました。とてもよい旅館なのですが、私がこの旅館に泊まったとき、トイレが少し汚れていました。
従業員が掃除をしていたようですが、心を込めて掃除をしているわけではなかったようです。
私はトイレを磨き、きれいな状態にして出てきました。
講演会のあと、旅館の経営者夫婦とお話をする機会がありました。そのとき私は、このご夫婦に聞いてみました。
「今まで、お金に困ってきませんでしたか?」
直接、お答えはありませんでしたが、お2人とも涙ぐんでいたので、苦しい状況にあったのだと思います。そこで私は、「トイレ掃除」の話をしました。
「なぜだかわからないのですが、経営者が自らトイレ掃除をすると、まったく違う状況になるみたいです。もしかしたら、お金に困らない状況になるかもしれません」
2人がトイレ掃除をはじめたところ、その年の夏と秋の来客数が「例年の2倍」に増えたそうです(6月からトイレ掃除をはじめ、7月から11月までの来客数が2倍になったと聞きました)。
宣伝費を2倍かけたわけでも、チラシを2倍多く配ったわけでもないのに、売上が2倍に増えたのです。
この旅館はトイレ掃除をした結果、とても素晴らしい宿になったようです。もともと、温泉も、建物も、食事も、対応もよい宿でしたので、その本質が、光り輝きはじめたのでしょう。
なぜだかわかりませんが、トイレ掃除をすると、「臨時収入」が入ってくるらしい。
「トイレ掃除」を楽しんでいる人のところには、「そんなに楽しいのなら、もっと楽しくさせてあげよう」と神様は考え、お金を流してくれるようなのです。