しばらく間を置いて登場したのが「ドン・キホーテ エッセンス」である。こちらは1000平方メートル前後の売り場に化粧品や医薬品、食品、さらにブランド品までとドラッグストアとバラエティストアを組み合わせた新型店である。

 展開当初は東京・池袋に出店するなど、それこそドンキのエッセンスを抽出した新型の美容・医薬品系品ぞろえ強化型のバラエティストアとして注目を浴びた。だが、こちらも現在は埼玉・川口と東京・練馬に2店を残すのみとなっている。

小型店を模索しながらも
成功していない

 最近、密かにというか、静かに展開している小型店が「驚安堂」である。店名からしても気合が入っている。当初は「ビッグコンビニ」というキャッチフレーズで、大型のコンビニのような品ぞろえでスタートしたようだ。

 1号店となった東京・杉並の店舗ではドンキの得意のネイルカラーやつけまつげ、家電製品や自転車などの売り場など、まるで標準型のドンキの小型版といったような店づくりだった。圧縮陳列こそ採用されていなかったが、品ぞろえと店づくりはドンキそのものであった。

 しかし、それがごく最近では「ビッグコンビニ」というキャッチフレーズを降ろし、「食品ディスカウント」という業態に衣替えしている。これまでのドンキ小型版という路線を転換して、精肉や青果など生鮮食品を中心としたディスカウント型の食品スーパーとし、主婦層を取り込みたい意向の品ぞろえであるのは明確だ。驚安堂については別会社「ライラック」が現在、4店を運営している。

 ディスカウント型の食品スーパーとしては神戸物産が運営する「業務スーパー」、ダイエー系の「ビッグ・エー」などが多店舗展開し勢力を伸ばしている。